キッチン/キッチン収納

邪魔な梁を逆利用!キッチン収納リフォーム

マンションで大きな柱型や梁型の凹凸があると、室内はもちろんのこと収納内部にも無駄が出ます。そんな厄介ものを上手に取り込んで、効率良い収納とスッキリなインテリアのリフォーム例をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

二十数年前のマンションでは大きな梁型や柱型が室内に出ていて、家具の配置や収納を設けるときの邪魔になります。とは言え構造上必要なのだから壊すわけにもいかず、うっとおしい思いをしている人も多いことでしょう。そこで今回は、梁に囲まれた悪条件下にある小さな空間でも、使い勝手の良いキッチン収納ができるというリフォーム事例をご紹介します。

既成品かオーダーか

キッチンは収納次第で、使い勝手の良し悪しが左右されます。できれば単純な矩形の空間で、効率の良いキッチンづくりができるのがベストです。ところが間取り全体のなかで、梁や柱のあるコーナーにキッチンを設けなければならないこともあります。
ビフォー:コーナーの柱に交わる2つの梁と手前にもう1つの梁がある。
今回ご紹介するキッチンは、三方を梁で囲まれた小さな場所に移設するというものです。しかもお料理好きで来客の多い家庭のため、吊り戸棚もフルに使って調理道具や食器を収納しなければなりません。そうなると既成品の吊り戸棚では限界があります。

梁下に吊り戸棚を設けると低すぎ、梁型の手前に設けると高すぎるので、収納はオーダーすることに。その一方で、レンジと流しを組み込む調理台は既成品を使うことで、コストアップを抑えています。

では、そのリフォーム後の姿を見てみましょう。
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