平坦地は傾斜地より価格が高いってなぜ?

同じ別荘地のなかに平坦地と傾斜地があった場合、価格はおおむね平坦地が高くなります。それは、平坦であるほうが暮らしやすいし、建築もしやすいからです。

傾斜地の場合は、水平を保つために基礎の高さが必要になり、工事が大がかりになります。一般の住宅ならば40センチ以上あれば公庫融資の基準を満たすのですが、斜面なら2m~3mも必要になる場合もあります。傾斜が急であると基礎工事だけでなく足場などにも費用がかかってきます。

その点、平坦地はトラックやクレーン車などを、道路からそのまま横付けできるので、工事もしやすくなります。そういったところから、平坦地のほうが傾斜地より価格が高くなるようです。

傾斜地のメリットを生かすとお得

傾斜地には道路から上がった土地と、道路から下がった土地の2種類あります。道路から上がった区画のほうが、眺望や日当りや風通しの良さから価格は高いようです。

いずれにしても傾斜地の場合、工事費が高くなる分、割安に購入できるというメリットもあります。基礎工事にかかる費用以上に価格が安いと、別荘を建てても予算以内におさまる場合もあります。

平坦地の場合は、窓からの風景は木立になりますが、傾斜地は眺望に優れていることが多いので、リビングからの風景を生かした間取りにする楽しみもあります。また基礎部分は地下室として利用する設計にしてもいいでしょう。
傾斜地の土地は、工夫次第でユニークな別荘が生まれる可能性を秘めています。

平坦地で別荘を建てる時の注意点

傾斜地と比べて工事がしやすい平坦地ですが、気をつけたいのはお隣とのプライバシーです。これは土地の広さにも関係しますが、別荘地は330平米(100坪)くらいから分譲されています。マイホームで330平米もあれば結構広い豪邸ということになりますが、リゾート地になると意外に狭いものです。

まだ誰も建てていない分譲地に、一番最初に別荘を建てますと、その分譲地全体が我が家の敷地のような錯覚をおこしがち。時間が経って、周辺でも別荘が建ち始めると、「前はこんな眺望じゃなかったのに…」「狭苦しいなあ…」などという不満も生まれます。それが原因で、お隣との関係がぎくしゃくしたのでは、せっかくのセカンドハウスなのにゆったり過ごせません。

リゾート地に入ると広さの感覚が、都会とは全く異なるのです。区画内に樹木などが少ない場合には、自分のリビングからお隣が丸見えということにもなりかねません。また外の景色を見ながら入れるお風呂も要注意。最初にプライバシーも考えた間取りをお勧めしまし、すでに建っている別荘の隣地に建てる場合は、窓の位置なども考えて設計しましょう。

次のページでは別荘地のなかでの位置についても考えてみました