長期滞在の人気はオーストラリア、マレーシア気候が温暖な南国の島は、物価も安く、長期滞在者に人気が高い人気の高い国は、オーストラリアがここ数年1位。あとに続くのが最近ではマレーシアです。そのあとにハワイやニュージーランド、カナダなどがありますが、大切なのは自分と相性がいいのはどの国かということ。安さだけでなく豊かさを感じられる国を選ぶとよいと花岡さんは言います。具体的な生活費はいくらかかるの?セミナーではすでに長期滞在を始めている人たちが、いくらくらいで生活しているのかを教えてくれました。●オーストラリアのパースでは1ヵ月約23万円、内訳は住居費12万円、食費7万円、その他4万円●ハワイ(オアフ島)では1ヵ月約35万円、内訳は住居費19.5万円、食費6.6万円、その他8.9万円 ※この住居はハワイでは中の下くらいのグレードになるそうです●パリでは1ヵ月41.5万円 内訳は住居費27万円、食費4.7万円、その他9.8万円●マレーシアのクアラルンプールでは1ヵ月16万円、食費7.5万円、食費3万円 その他メイドを1名雇っており、それに関わる費用を含めてその他4万円これらの事例から言えるのは、食費はどの国にいてもそれほど差がなく、住居費で大きく異なるということです。マレーシアのペナンの場合、ひと月5万円くらいで借りられますが、契約が1年契約になるとのこと。3ヶ月しか滞在しない場合は割高になります。マレーシアは国をあげて歓迎してくれるのが魅力アジア圏での長期滞在はマレーシアとタイがほとんど。マレーシアの場合は、ペナン、キャメロンハイランド、クアラルンプールに多くの人が滞在しているとのことです。キャメロンハイランドはクアラルンプールから車で4時間くらい。赤道の近くなのですが、標高が高いので、一年中涼しい気候が特徴のようです。レストランでも日本人向けメニューも充実。病院も日本語が通じる施設があり安心して暮らせるようです。ペナンは海に囲まれた島。ビーチリゾートだけでなくゴルフ場も多く、1500円くらいでプレーできるようです。いずれにしても、国をあげて外国人の滞在を歓迎しており、現地でボランティア活動もできる環境なので、地元の人たちと交流しながら暮らすのもスムーズにできそうです。長期滞在までの流れでは、こういった長期滞在。どんなスケジュールで考えればいいのでしょうか。セミナー講師の花岡さんは、こう説明してくれました。1.まずは現地を見学して、自分に合う国を見つける2.何度か出向いてどの町に住むかを決める。3.ノービザの範囲で住んでみる。4.ビザの研究をする5.本格的な移住を考える以上のような流れのようです。パック旅行で何度も海外に行っている、という人も多いかと思いますが、その国のコンドミニアムを借りて生活するのとはまったく異なります。ビザについてもそれぞれの国によってノービザの期間も異なります。退職者ビザもオーストラリア、マレーシア、タイなどそれぞれに年齢制限や条件、期間が違いますから、大使館などに問い合わせることになります。関心をもたれた場合は、今回のジャルのセミナーのようなところに参加して情報を収集するのがお勧めです。ジャルパックでは、無理なく海外生活に溶け込めるよう、ロングスティ専用のパックも企画されているので、こういった商品を活用するのも便利です。最後に花岡さんは、ロングステイでは「安さ」ばかりで決めてしまうと、途中で挫折するケースも多いとのこと。ここなら快適に暮らせそうと思うところに住む。そしてわがままを言うのではなく、相手の国に還元しようと思う心が大切、ハートを持って暮らしたいですね。取材協力はジャルパックのロングステイツアーです前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。