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海外部屋探し(4)香港での部屋探し(2ページ目)

東京都の半分くらいの大きさしかない街に700万人近くの人が住む、香港。そこに自分も住むことになったら・・・?ディズニーランドもオープンし、ますます目が離せない香港の住まい事情を調べてみました!

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

香港の「賃貸」基礎知識


香港のマンション
とにかく超高層マンションばかり!建物を上からみると、十字型をしているのが特徴

香港賃貸の情報は日本とちょっと表示が違います。
まず、広さをあらわす面積は、香港では「平方フィート(sq.ft)」という単位で表されます。1sq.ft=約0.0093平方メートル。つまり、500sq.ftの物件は、約46.3平方メートルになります。

また、間取りはワンルーム、1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルームなどありますが、全体の面積が狭くても部屋数が多いときには「寝室が3畳しかない」というケースもありますので、現地チェックは怠らないようにしましょう。

間取りの特徴は、玄関が狭く(またはない)ベランダ、収納がほとんどありません。ですから、洗濯物を干すために窓から竿を突き出してある建物をよく見かけます。まるで洗濯物を釣っているみたい!また、収納がない分、一部屋を納戸のようにつぶして使わなければならないこともありますので、家族人数と間取りをよく考慮してください。

希望の物件が見つかったら、契約!


気に入った物件が見つかったら、まず現地の下見をし、OKだったら仮契約を交わします。このとき申込金として家賃の1ヵ月分を支払いますが、日本の申込金とは違い「手付金」の意味を持つお金なので、もし仮契約を破棄したとしても返金されません。また、このお金は本契約後の最初の月の家賃に充てられます。

また、保証金は約2ヵ月分。日本の礼金に相当するものはありません。仲介手数料は不動産会社によって違いますが、だいたい家賃の0.5ヵ月分程度です。保証金は、原則として退去のときにすべて返還されますが、室内の状態によっては補修費として差し引かれるケースも。敷金の精算は、退去後1ヵ月以内とされているので、もし退去してから帰国までの期間が短い場合には、不動産会社や家主に相談してみましょう。

一般的に契約期間は2年。契約満了時までは借主に家賃を払う義務がありますから、もし突然帰国が決まって途中解約しなければならなくなった場合には要注意。会社が残り分を払ってくれたり、会社からの後任者がその部屋に住む場合には問題ありませんが、もしそうでないのなら、引き続き住んでくれる人を急いで探さなければなりません。こんなときは、現地の日本語新聞などに掲載してもらいましょう。

>>>そのほかに払うお金は?
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