家族が一緒なら不動産会社を訪問するのがオススメ
新聞には賃貸の情報がいっぱい。広告には細かな情報まで掲載されていないこともあるので、分からないことは直接確認を |
実際、部屋探しはどのように行えばいいのでしょうか?
フラットシェア(1軒の家のそれぞれの部屋に1人1人シェアして住み、キッチン・バス・トイレは共同で使う)やベッドシット(下宿アパートみたいなもの。狭い部屋に簡易キッチンが付き、バス・トイレは共同)の場合には、新聞や情報誌の広告を見て直接大家さんと交渉するのが一般的。
でも、家族の場合にはフラットシェアするわけにはいかないので、大家さんへの直アタックではなく不動産会社を訪問するほうが効率よく部屋が探せます。住みたいエリアを決めたら、そのエリアにある不動産会社を訪問してみるか、言葉に自信がないのなら日系不動産会社に問い合わせてみるのがオススメ。不動産会社では、扱っている物件のリスト(letting list レッティングリスト)を見せてもらうと家賃相場も分かります。
また、住みたいエリアが決まっている場合には、そのエリアを散策したときに「TO LET」という看板が掲げられた建物があれば要チェック。不動産会社の名前や電話番号が書いてあるので、気に入った物件があれば問い合わせてみましょう。
<使える新聞・情報誌>
・『LOOT』・・・情報量が多く、週5日発刊されている新聞。
・『Evening Standard』・・・信頼できる情報量が多く、魅力的な物件も多いため、購読者も多い
・『UKウィークリー』『英国ニュースダイジェスト』・・・日本語雑誌。日本人の大家さんや、比較的親日の大家さんに出会えるかも。
<現地の日系不動産会社>
・ロンドンー東京プロパティサービス
・ジャパンサービス
・JAC STRATTONS
・Home Made
部屋探しをするなら、「大家を選べ」
イギリスでの部屋探しは、「大家さん探し」だとも言われています。建物が古くなっても建て替えず、修理しながら長く住み続ける国民性のため、借りた中古物件が壊れたときには大家さんに対応してもらうことが多くなります。そんなとき、いい大家さんかどうかでその後の住み心地にまで影響することも少なくないのです。
大家さんといってもその性格は様々ですから、超お金持ちで壊れた設備も「OK!」と修理してくれるケースもあれば、ちょっとケチな大家さんだと「壊れたのはあなたのせいじゃないの?!」なんて言いながら、真冬に壊れた暖房器具をちっとも直してくれず、いつまでも寒いまま・・・なんてケースもあるのです。
ベッドシットやフラットシェアのように、単身者向けの安い賃貸を探す場合には、不動産会社を通さず直接大家さんと交渉することがあるため、実際に会った時に「この大家さんなら借りてみたい!」「この大家さんはちょっとうるさそう」など、自分の印象で確かめることができます。
でも、家族向けの部屋を探す場合には、不動産会社を通して契約することが多いため、不動産会社の人に大家さんの「人となり」を聞いてみたり、下見のときに大家さんに会えるように取り計らってもらうなどしてみるのがオススメ。実際に大家さんを選ぶことはとても難しいのですが、快適な生活のためにめげずに根気よく探すことが成功の秘訣です。
>>>イギリスの部屋探しにはなにが必要?いくらかかる?