外貨MMFは証券会社で
投資信託の一種である外貨MMFは、主に証券会社で取り扱われています。銀行のように日常的に足を運ぶ場所ではないだけに、選ぶポイントが分からなかったり、手続きの分からなかったりすることもあるでしょう。証券会社を選ぶポイントは「外貨MMFに適した証券会社の選び方」をご覧いただくとして、今回は口座を開く手順をご紹介します。
店舗のある証券会社の場合
野村証券や大和証券など、多くの支店を持つ証券会社では、担当者と相談しながら取引するか自分の判断でオンライン取引をするのかによって、取引の条件や申込方法が区分されているのが一般的です 。担当者によるコンサルティングは平日が中心なので、タイミングが合わない場合は利用価値が薄れてしまいます。自分のスタイルに合った取引の方法を選びましょう。直接店舗へ行けば当日～数日中に口座を開くことも可能で、その場合は、印鑑、本人確認のできる書類、銀行口座が分かるメモなどを持参します。店舗へ行く時間がないという人は、ホームページから申し込んで、郵送でやりとりするのが便利です。
ネット中心の証券会社の場合
ＳＢＩ証券や楽天証券など、ネット中心の証券会社では、ホームページから「口座開設」や「初めてのお客様」といったキーワードを辿ると、情報を入力するページが表示されます。個人情報を入力して送信すると、数日後に書類が郵送で届きます。内容を確認の上で押印し、本人確認書類とともに返信。書類に不備がなければ、口座開設の通知が届く、という流れが一般的です。申込書類の記入方法や質問の意味が分からない場合は、コールセンターでサポートしてくれます。ホームページの「お問い合わせ」などで番号を確認して利用するといいでしょう。
＜ホームページからの口座開設申し込みの流れ＞
申し込み書類について、分からない点があればコールセンターがサポートしてくれる
外貨MMFに特定口座は必要？
口座開設の申込に関連して、特定口座についても知っておいた方がいいでしょう。特定口座は、取引の結果生じる損益について、税金の申告手続きを簡単にするために設けられた口座です。特定口座を利用するかどうか、また、利用する場合は源泉徴収ありかなしかを選びます。源泉徴収ありを選ぶと、自分で申告手続きを行う必要がなく、便利です。ただし、外貨MMFに関しては特定口座の対象外なので、どれを選択しても大きな違いはありません。
