楽しいキッチンライフをおくるために!Vol.2
ガラストップコンロのお手入れ法
電気式のIHクックトップも、ガス式のクックトップも、最近は圧倒的にガラストップの製品が多くなりました。その大きな理由のひとつに、お手入れのしやすさがあげられます。
ガスコンロ周りの煮こぼれが受け皿や五徳に焼きついてしまって、キッチンの中で一番気になる場所だという主婦の意見はキッチン調査の中でも際立っています。
長時間のディープフライのあとは鍋底の汚れが
ガラストップに焼きついた汚れ
ドメストをキッチンブラシで丸く描くように
3~5分ほど置いておいてから濡れ布巾で拭き取ります
鍋やフライパンの底のお手入れも大切です
IHクックトップは、ガラストップの製品がほとんどですが、しばらく前まで3口の真ん中がラジェントヒーターのタイプが多く、ガラストップを加熱するこのヒーターは、煮こぼれが焼きついてしまって、無残な姿をさらしているご家庭が多く見られました。今では全口がIHタイプがほとんどとなっています。
ガラスットップには煮こぼれ落とし専用のスクレーパーと呼ぶ刃物が売られており、これで煮こぼれを削り取るというのがドイツ製のラジェントヒーターでも勧められてきました。ところがこの刃物を使うとガラス面を傷つけることになり、だんだん汚れやすくなってお手入れが億劫になってきてしまいます。
ヨーロッパ各国で普及しているラジェントヒーターを実際に使っているキッチンを見せていただくと、真っ白にリング状に焼きついてしまったクックトップが多いのに驚かされます。
日本では30年以上の歴史をもつオール電化住宅のクックトップとして、最初はヨーロッパタイプのエンクロヒータ-、次にアメリカタイプの蚊取り線香型シーズヒーターがしばらく続き、その後しばらくラジェントヒーターやハロゲンヒーターのタイプが使われましたが、IHクックトップが登場してからは、そのパワーと経済性に加えて、お手入れのしやすさが群を抜いていることから、現在の普及率の高さへとつながっています。
一方、ガスのクックトップも従来のホーロートップやステンレストップに加えて、ガラストップの製品が人気を集めるようになってきました。見た目のシンプルさやお手入れのしやすさに人気が集まっているからです。
これほど人気の高まってきたガラストップのクックトップですが、やはり煮こぼれや鍋底の汚れをそのままにしておくと、焼きついてしまいます。
こんなときは、こまめにお手入れすることがポイントです。
ガラストップ面を傷つけず簡単に汚れを取ることができるのが「ドメスト」です。クリームクレンザーでもやはり細かい傷はついてしまいますが、「ドメスト」を使うと、傷をつけずにお手入れができます。
1:原液をクックトップに数滴たらし、キッチンブラシを使って丸く描くように汚れの上を軽くブラッシングします。
2:5分間くらいそのままで置いておき、濡れ布巾を使って丁寧に洗剤を拭き取ります。
3:最後に乾拭きをして仕上がりです。
たったこれだけのお手入れで、コンロ周りをいつまでも美しく使うことができます。ガスクックトップの場合も同様、ゴトクがよく冷めてから同じように掃除して下さい。
クックトップの汚れは、特にIHの場合鍋底の汚れが長時間の加熱で焼き付いてしまいます。普段から鍋底のお手入れを怠らないようにしましょう。
「ドメスト」をトイレ用洗剤と思っておられる方も多いようですが、れっきとしたキッチンでも使える殺菌洗剤です。ただし「ドメスト」は、強アルカリ性の除菌洗浄液ですから、取り扱いには注意書きをよく読んで充分ご注意ください。
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