そのうがい、間違っていませんか?
外から帰ってきて、うがいをしている人は多いようですが、正しいうがいはできているのでしょうか?ありがちなNGうがいはたくさんあります。
などなど
きれいな水で口腔内の菌を落とすだけでなく、のどの奥まできちんと行き渡らせて、菌を落とすことが重要です。
効果のあるうがいとは?
うがいの基本は、口とのどをわけてゆすぐことが大切です。詳しく手順をご紹介しましょう。1.コップに水またはぬるま湯(またうがい薬で薄めたうがい液)を用意します。
2.口に1/3~半分ぐらいを含み、正面を向いたまま口の中の食べかすを流すために口の中をゆすぎます(1~2回)。
3.口に1/3~半分ぐらい含み、顔を上に向けて、口を開けながら「ガラガラ」とのどの奥まで届くイメージでゆすぎます。
4.1回に10秒から、うがい薬を使っている場合には15秒ぐらいかけて、2~3回行い終了です。もし、薬の味が残って気持ち悪い場合は、最後に水でゆすいでください。
うがい薬を使う場合の注意点
うがい薬は、説明書どおりに薄めてください。濃い方が、効くのではないかと思う方がいらっしゃるようですが、適切に薄める方が効果があります。また、アルカリイオン水は、商品によって効果が弱くなることがありますので、普通のお水で希釈してください。なお、殺菌タイプのうがい薬は、15秒ぐらいつけておかないと殺菌効果が弱いといわれています。15秒というのは、かなり長いので途中息が苦しくなると思います。時々とまって、息継ぎをしてください(一度口を閉じて顔を正面に向けて、鼻から息を吸います)。
※5秒間うがいをして、吐き出して、を3回続けて合計15秒間でも大丈夫です。
※うがい薬には、殺菌タイプと、炎症を抑えるための消炎タイプがあります。詳しくは、うがい薬の種類とその注意をご覧ください!
■ちょっと雑談
以前、海外(欧米)ではうがい薬が売られていないのに、なぜ日本にはうがい薬が売られているの?という質問を受けたことがあります。参考までにですが、恩師から情報をいただきましたのでご紹介します。海外では、うがいよりも殺菌の液体を使ったマウスウォッシュ(口をゆすぐ)の習慣があり、これがうがいに代用しているのではないかとのこと。他にも理由があるのかもしれませんが、ご紹介まで。
風邪を引くと、ボーっとして仕事や家事がはかどらないだけでなく、弱気になったり、ブルーになってしまいます。
楽しく冬を過ごすためにも、うがいやマスクをして体力をつけ、風邪を外と中から予防して、乗り切ってくださいね!
*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。
【参考リンク先】
・効果的なうがいの方法(AllAbout記事)
・風邪薬の選び方(AllAbout記事)
・忙しい人の味方!1日2回の風邪薬(AllAbout記事)
・今冬注目!1日3回の風邪薬(AllAbout記事)