30万~70万円:シンプルなモダンテイストでさりげなく彩る
寝室に化粧台を設置する場合、給水・排水を新しく設ける必要があります。化粧台セット219,660円。※鏡は含まず。(画像提要:トステム株式会社)
このような洗面化粧台は、他の標準的な化粧台と比較しても決して飛び抜けたような価格ではないのですが、このテイストにふさわしい空間を作るために部屋全体をリフォームしたり、統一感のあるアクセサリー類を揃えてあげたりと、こだわる部分を盛り込みながら仕上げていくと、結果的に工事費用が化粧台本体価格よりも高くなることも珍しくありません。
また家族全員で使う化粧台は使いやすい大型のものにして、寝室や来客用に2台目の化粧台としてリフォームされる方もいらっしゃいますが、この場合、給水・給湯ならびに排水管の工事が必要になりますので、リフォーム業者と配管の経路についても十分に相談しておきましょう。
60万~120万円:収納と美しさ、使いやすさにこだわる
収納と美観を備えたカウンタータイプの洗面化粧台。写真は間口1,200mmのプランでセット合計479,221円。(画像提供:TOTO株式会社)
1mm単位でカウンターの幅・奥行きを設計し、ツインボウルにしたり、お気に入りの洗面ボウルを採用することのできる、カウンターオーダーメイド型の化粧台は、大きい間口への対応や、従来のデッドスペースを最大限活用できるようにする、非常に自由度が高く、お値段は本体価格で50万~100万円くらいとやや高めなのですが、依然として根強い人気です。
水栓やボウル、カウンターなどにこだわってみると、とてもリッチな洗面空間ができるのです。(画像提供:株式会社リラインス)
洗面化粧室は化粧台本体そのものを取り替えるだけではなく、その周囲との一体感を大事にすることで、もっと気品のある空間になっていきます。自分たちの身だしなみを気にするように、住まいの身だしなみにも気を配ってあげることで、身も心もゆとりにあふれた生活が送れるのではないでしょうか。