普通の押入れ。開けてみたらクローゼット!
和室にある押入れは、布団で寝起きする方にとって非常に便利な収納ですが、ちょっとした衣類をしまっておくには、デッドスペースが出来やすいというデメリットがあります。そこで外見はそのままに、押入れの中を使いやすく仕切ることで、一気に収納力をアップさせるリフォームになります。既存の壁を補強し、間仕切りやハンガーポールを入れることで、クローゼットスペースに改造できます。
ライフスタイルの変化に合わせて、収納も思い切ってリフォームしてみると、お部屋がスッキリします。ちなみに上記写真の事例では、押入れのふすまはそのまま使用し、和室に違和感のないようにしています。 |
上記写真のような施工の場合、工期は約1~2日で、リフォーム費用は約6万~10万円ですが、押入れのふすまをクローゼット用の開き戸や折れ戸に改造するには、プラス5万円前後かかりますので、お部屋全体との調和や使いやすさを考慮して計画すると良いでしょう。
部分的なリフォームだってある意味「大改造」
今回ご紹介した事例は、テレビや雑誌などで見るような「大改造リフォーム」とは程遠く感じるかもしれません。しかし、リフォームは「作り直す」「より良くする」という本来の意味からもわかるように、家族が住みやすく、そして使いやすく手直ししていくというニュアンスも含まれており、金額の大小は関係ないはずです。最後にガイドからのアドバイスですが、今回ご紹介したような比較的小規模と言われるリフォームは工事業者を判断する目安にできると思います。というのも、リフォーム完成直後には施主の使い方に合わせて建具の微調整などが必要ですし、工事後についても住宅設備のトラブルなどで業者に来てもらう可能性があるため、フットワークの良さや金額の大小で対応の変わらない性格の専門家・専門業者を見つけておくことが、我が家を長持ちさせることにつながるからです。
ほんの1~2日程度の工事であっても、リフォーム未経験の方にとっては非常に敷居が高く感じられるかもしれません。でも、チラシや図面だけでは評価しきれない業者の実力を判断する上でも、このようなリフォームは役立つと思います。我が家御用達のリフォーム業者を見つけると、これからの暮らしがもっと楽しくなるはずです。