新型インフルエンザの感染者が増えています。今回は集団感染を食い止めるために大切な、咳エチケットと鼻紙エチケットをご紹介します。ウイルスが強毒性になってしまった場合は人の命にも関わりうることですので、しっかり覚えておきましょう。

咳をするとき、口を手で覆うのは間違い!

ウイルス飛散を防ぐマスク。他のもので代替することは可能?

ウイルス飛散を防ぐマスク。他のもので代替することは可能?

新型インフルエンザの拡大に伴い、「咳エチケット」という言葉が言われるようになりました。咳の症状がある場合、最もオススメなのはマスクの装着。マスクがない場合はウイルスを飛散させないよう、手で口元を覆うようにとアドバイスされています。しかしこのアドバイスは医学的に誤り。

咳の瞬間のウイルス飛散は抑えられますが、ほとんどのウイルスが手に付着するため、感染を広げてしまうことになるのです。例えば咳をした後で不特定多数の人が素手で触る会社のドアノブや、エレベーターのボタン、共有パソコンや資料、通勤電車の吊革などを触ると、物を介してウイルスが広がります。

マスクがない場合は、ティッシュペーパーなどで口元を押さえるのが正解です。使用したティッシュペーパーはビニール袋などに入れて、袋の口を結んでから捨てましょう。

また、咳をする時に手で口元を覆うことで、手に付着している他のウイルスを吸い込んでしまうリスクもあります。感染拡大と予防の二重の意味で、手で口元を覆うのはオススメできないのです。

鼻をかんだ後のティッシュはウイルスだらけ

hana wo

つらい鼻づまり……使ったティッシュペーパーにはウイルスがいっぱい!?

もう一つ見落とされがちなのが鼻紙。鼻をかんだティッシュペーパーには大量のウイルスが付着している可能性が高いです。

オフィスや公共の場所はもちろん、子供がいる家庭は特に要注意。鼻をかんだ後のティッシュを子供がうっかり触ってしまった場合や、ゴミ箱をひっくり返してしまった場合は、家族内感染のリスクが高まります。

外出先では、自分がウイルス保有者か分からない場合でも、鼻をかんだティッシュはビニール袋に包んでから捨てるのが正解。できればポケットティッシュと一緒に小さめのゴミ袋を持ち歩くのがマナーの上級者です。

ティッシュが無いときは上着の袖で

間に合わない時は肘を使って

間に合わない時は肘を使って

ティッシュが切れていたり、直ぐに取り出せないときは緊急避難的に上着の袖を使いましょう。夏の暑い時期は半袖の場合もありますが、秋からは有効な方法です。手と違って、あまり周囲を汚染しません。




マスクと消毒液を準備し、物の貸し借りを減らすこと

成田での機内検疫でも、これらの消毒液が欠かせませんでした

成田での機内検疫でも、これらの消毒液が欠かせませんでした

ウイルスを広げないための必須アイテムは、マスクと消毒液です。マスクはウイルス予防には十分ではありませんが、ウイルス保持者のマスク着用は大いに有効です。また、咳をした後や鼻をかんだ後に、いちいち手洗いをするのは大変なので、家庭用の小さな消毒液でサッと消毒するのもオススメです。

手で触れる時間が長いパソコンのマウスや、個人のボールペンなどの貸し借りを防ぐことも有効な対策法。

簡単にできることから意識して、ウイルスの拡大を防ぎましょう。