膠原病・リウマチ/膠原病・リウマチの基礎知識

膠原病(こうげんびょう)の種類・自覚症状・治療法

【医師が解説】膠原病は自己免疫疾患とも呼ばれ、免疫が自分の臓器や組織を攻撃してまう病気です。リウマチや皮膚筋炎、線維筋痛症などの様々な病気がこれに該当します。よくある症状、初期の自覚症状、何科を受診すればよいか、膠原病の基本情報を解説します。

清益 功浩

執筆者:清益 功浩

医師 / 家庭の医学ガイド

膠原病とは(自己免疫疾患とは)

膠原病で受診する女性のイメージ

中年以降の女性に特に多くみられる膠原病。免疫による攻撃をどの臓器が受けるかによって、様々な症状が出ます

「膠原病(こうげんびょう)」というのは、どんな病気でしょうか? 「自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)」という病名もありますが、この名前の方が解りやすいかもしれません。詳しくご紹介しましょう。
 

膠原病の原因・仕組み……免疫が自分を攻撃して起こる様々な病気

膠原病が何かを理解するためには、まず免疫について知っておく必要があります。詳しくは、「アレルギーの基礎知識」を参考にしてください。

「免疫」とは、簡単に言うと異物や病原体が体に侵入してきたとき、体を防御しようとするシステムです。免疫によって病気が治ったり、予防できたりします。

ところが、この免疫が暴走することで、かえって病気になってしまうのが、「膠原病」です。「自己免疫疾患」という名前の通り、自分の免疫が自分を攻撃し、炎症を起こし、臓器や組織を壊してしまうわけです。攻撃される臓器によって病気が異なります。

例えば、主に関節が攻撃されて関節炎を起こしている場合は「慢性関節リウマチ」ですし、皮膚と筋肉が攻撃され、皮膚に湿疹が出たり、筋肉に力が入らない状態になった場合は「皮膚筋炎」という病名になります。
 

膠原病の種類・主な病気一覧

一言で膠原病と言っても、その種類や病名は様々です。リウマチなどのよく聞く疾患も、膠原病の一つです。主な膠原病の種類と、主に攻撃される部位についてまとめました。
  以上のように種類が多く、なかなか診断がつかないことがあります。
 

膠原病の初期症状・自覚症状・受診すべき診療科

膠原病は慢性疾患ですので、症状が長いことが特徴です。また、良くなったり悪くなったりする症状があれば、要注意です。

発熱、咳、蛋白尿、関節痛、湿疹、下痢、腹痛、体がだるいなどの自覚症状が長く続く場合、膠原病の可能性があります。風邪や胃腸炎の症状に似ていますが、1週間も、2週間、1ヶ月も改善しなければ、風邪ではない可能性が高くなりますので、一度医療機関を受診するようにしましょう。

■子供の場合
まずは小児科に受診しましょう。詳しく問診で、膠原病が疑われた場合、血液検査や尿検査を行います。さらに関節痛がある場合は、整形外科でも診てもらうことが大切です。日本アレルギー学会認定認定アレルギー専門医になる試験に、膠原病の知識が必ず問われますので、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を標榜されているといいかもしれません。

■大人の場合
まずは総合内科があれば、総合内科に受診しましょう。しかし、膠原病の可能性が高い場合は、膠原病内科、膠原病・リウマチ内科の方がいいでしょう。リウマチなら整形外科を受診してもいいでしょう。ただ、子供の場合と同じで、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医日本リウマチ学会認定リウマチ専門医を標榜されているといいかもしれません。

学会認定専門医・指導医のリスト 医療機関の科目に、膠原病、リウマチの文字があるかどうかを調べて、受診するのがよいでしょう。
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