そこで今回は、100万円前後でリフォームをした方の事例を元に、どの部分にどのくらいの費用をかけたのかをご紹介します。
【INDEX】
・住まいを長持ちさせる塗装に96万円(1ページ)
・ユニットバスへのリフォームで116万円(1ページ)
・間取り変更と床暖房で108万円(2ページ)
・システムキッチンを入れ替えて104万円(2ページ)
Aさん:住まいを長持ちさせる塗装に96万円
住まいの外回りは見た目も大事ですが、何より建物を長持ちさせるためにリフォームが必要なのです。 |
前回も依頼したリフォーム業者だったので、工期も予算もおおよそ検討がついていたAさんは、今回、外壁と屋根の塗装に合わせて、雨樋の詰まり直しと外壁材のつなぎめ部のコーキングを再施工してもらうことにしました。
リフォーム業者からの見積りを見たところと、雨樋の補修とコーキングが追加されていたにもかかわらず、前回と大差ない金額でした。業者の説明では、前回と同様に塗装ができることで、現状の劣化状況の把握と、工事の段取りがしやすいので、その分経費を節約できるとのことでした。
【Aさんのリフォーム費用】 96万円
※足場工事(約15万円)、外壁・屋根塗装(ウレタン系塗料。材料費含み約64万円)、雨樋補修(約1万円)、コーキング工事(約6万円)、諸経費(約10万円)含む。
Bさん:ユニットバスへのリフォームで116万円
ユニットバスは防水性や断熱性に優れ、浴室のリフォームでよく採用されています。(画像提供:TOTO株式会社) |
従来の浴室は壁と床がタイルで出来ている在来浴室です。あらためて浴室を見てみると、ヒビが入っていたり、ところどころタイルが剥がれていたりとかなり傷んでおりました。
業者に尋ねたところ、既存の浴室サイズ(約1坪)に合うユニットバスへのリフォームなら、100万円前後で施工できるとのことでした。しかも、浴室内にあった風呂釜を建物の外に出すことで、浴槽も広くすることができるというので、Bさんはリフォームを決断しました。
家族でショールームも見学し、必要なオプションを絞り込みましたが、給湯器と給湯管の交換も一緒に含めたため、工事費用は100万円を若干オーバーし、116万円となりましたが、今ではバスタイムがとても楽しみとのことです。
【Bさんのリフォーム費用】 116万円
※既設浴室解体・廃材処分(約17万円)、ユニットバス設置工事(1717サイズ。材料費含み約62万円)、24号給湯器・給湯管交換工事(約26万円)、諸経費(約11万円)含む。
次のページでは、100万円予算で間取り変更した事例と、システムキッチンを入れ替えた事例についてご紹介します。