千葉市T邸Before
築28年経過した在来工法の木造住宅。リフォームでどこまでよみがえるのでしょうか。
建材・設備品の多様化、工事技術の進歩につれ、リフォームすることに抵抗感があるという方は少なくなってきていることと思いますが、やはり20年、30年と住んでいると「もはやリフォームは無理ではないか」と感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、築28年の住まいを約1,100万円かけてリフォームされたTさんの事例から、決断されたきっかけやその費用についての話を、工事中の写真などを交えながらご紹介したいと思います。

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※ちなみにこのTさんは2年前に水回りのリフォームをしており、その時の模様も取材させていただいております。こちらの記事もぜひご覧下さい。

気になる耐震性能

千葉市在住のTさん(60代)は、住まいのことで長い間考えがまとまらずにいました。子どもたちはすでに独立しており、長年勤めた会社をリタイヤするにあたり、築28年を迎えた住まいの耐震性能が気になり、どこか新しい土地を求めて新築して暮らすか、あるいはマンションを買うべきか悩んでいたのです。

ところがこのTさんは、2年前にも水回りをリフォームしており、この時の工事費用が無駄になるような気がして、やはりこの家をもう少し使いたいと考えるようになりました。

早速リフォーム業者に相談です。心配だった耐震性能について確認したところ、確かに構造上弱そうな部分はありますが、その箇所を補強することで十分に安心して住まえるという結論に達し、様々な要望について打ち合わせし、リフォームの見積りをもらうことにしたのです。

運命の分かれ道!あと何年住まうのか?

DK工事前
乱雑になっていたダイニングキッチン。子どもたち夫婦の訪問時には、せっかくのダイニングが使えない状態でした。
Tさんはリフォーム業者に見積りを依頼する際に「あと何年持たせたいですか?」と質問されました。持たせたい年数によっては、リフォームの範囲・規模が大きく異なるというのです。もともとTさんは家を新築するのであれば、残りの人生を過ごす最後の家にしようと思っていたので、その旨を説明しました。

すると担当者は、建物をトータルでリフォームすべきであると提案。屋根・外壁を新しいものに取替え、また構造部を補強し、断熱材についても充填する必要があるとのことでした。

また、使い勝手の悪かったキッチンと和室の間の壁を取り除き、広いLDKを作ることにしました。子どもたち夫婦が訪ねて来たときも、みんなで楽しく食事をしながらくつろげるという提案に、Tさんは大感激でした。

また、子どもたちが巣立ってからあまり使うことのなかった2階の部屋を、今回のリフォームで寝室兼書斎にして、収納部を一部改造して2階にもトイレを作ることにしました。これで老後もゆったり暮らせそうです。

次のページでは、Tさんが新築ではなく、リフォームを選択した理由についてご紹介します。