普段は目立たない給湯・暖房機器ですが、無くてはならない大切な設備の一つです。 |
そこで今回は、給湯器と暖房機器のリフォーム費用についてご紹介します。耐用年数やそれぞれの特徴を見定めて、上手なリフォーム計画を立てる参考にしてください。
【INDEX】
・給湯器は号数・仕様によって費用がかわる
・リーズナブルになってきたエコキュート
・エアコンの取付工事にもグレードがある!(2ページ)
・床暖房は電気式・温水式がコストの分かれ道(2ページ)
給湯器は号数・仕様によって費用がかわる
本体が小さく、設置もスムーズな給湯器。多くのご家庭でお世話になっていることでしょう。(画像提供:リンナイ株式会社) |
また、最近ではエコロジー意識ならびに光熱費節約の観点から、ガス式の「ECO(エコ)ジョーズ」給湯器が注目されています。排出される燃焼ガスを再利用することで、無駄の少ない構造になっています。
給湯器はその給湯能力が「号数」で表され、例えば24号の給湯器は「水温+25℃」のお湯を1分間に24リットル出せる性能を有しているという意味になります。2カ所で同時にお湯を使う場合には20号以上、3カ所なら24号以上が望ましい能力になります。
設置費用は、ECOジョーズタイプの24号で30万~40万円程度、16号で25万~35万円程度、通常タイプのガス給湯器では24号で24万~35万円程度、16号で18万~28万円程度です。使用環境にもよりますが、耐用年数は7~10年位ですので、古くなってきたら一度点検をしてもらい、代替タイミングの参考にすると良いでしょう。
リーズナブルになってきたエコキュート
深夜電力でお湯を沸かしタンクに貯めておくエコキュート。省エネで人気の高い設備です。(画像提供:ダイキン工業株式会社) |
エコキュートでは沸かしておいたお湯を利用するため、家族が多い場合や、お湯を大量に使用する場合は、大容量タンクのものが必要となり、ガス給湯器などに比べ、広い設置スペースが求められます。さらに、エコキュートを設置するためには、基礎工事、電気工事、配管設備工事などが必要になりますので、見積り書の明細で工事内容をしっかりと確認しておきましょう。
リフォーム費用は、460リットル貯湯タイプで70万~85万円程度、370リットル貯湯タイプで60万~75万円程度が相場です。最近「光熱費削減」を売りにして、強引に契約を迫る訪問販売の事例も確認されていますので、くれぐれも慌てて契約書にサインしてしまうことのないように注意しましょう。
次のページでは、お部屋の中の暖房リフォームについてご紹介します。