そこで今回は、主な住宅設備のグレードと価格の相場についてご紹介します。リフォームの予算と希望に合わせた、我が家にふさわしい設備を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
【INDEX】
・清掃性・収納力、そして間口が洗面化粧台の差に!(1ページ)
・キッチンレイアウト、周辺ユニットが価格を決める(1ページ)
・ユニットバスは見た目よりも機能がモノを言う!(2ページ)
・トイレにもグレードが!周囲のプランでも差がつく!(2ページ)
清掃性・収納力、そして間口が洗面化粧台の差に!
洗面室に求められる清潔感と収納力、その他ライフスタイルによって選ばれるグレードは異なります。(画像提供:株式会社INAX) |
間口が600~750mm程度の普及グレードでは、オーソドックスな洗面台部と収納ミラーキャビネット部との数パターンの組み合わせで価格が決定されるため、本体価格で数万~十数万円くらいが相場となります。間口900mm前後からのものでは、洗面化粧台本体の仕様によって価格差が生じる他に、オプションの収納キャビネット類などの有無が価格に反映されます。
また、間口の広い化粧台では、ツインボウルタイプや洗面ボウル脇のカウンタースペース、イスに腰掛けてパウダールームとして使える洗面化粧台など、セミオーダーで施主のハイグレードな要望に応えられるものもあり、40万~70万円前後の高級グレードも用意されています。
【洗面化粧台のリフォーム相場】収納やパウダールームとしての付加価値を盛り込んでいるか否かが、グレードの決定に大きく影響しています。 |
キッチンレイアウト、周辺ユニットが価格を決める
お部屋の間取りや周辺ユニットによって価格が異なるシステムキッチン。こだわる部分がたくさんあります。(画像提供:株式会社ミカド) |
また、人工大理石やステンレスといったワークトップの美しさや清掃性の良さ、そして今ではおなじみになったサイレンス機構のキャビネット(閉めたときにバタンという音がしない)の有無、扉の質感などによって価格は上下します。
システムキッチンのリフォームの場合、キッチン本体のグレードによる価格差ももちろんですが、周辺キャビネット・ユニット部材の方が高くなることも多く、プランによってリフォーム費用はキッチン本体価格の2~3倍以上にもなることも珍しくありません。オプション類と合わせて、このような部分にも目を向けて、検討することが大切です。
【システムキッチンのリフォーム相場】間取りやキッチン本体以外のオプションが、価格の開きにつながっています。プラン次第で価格は全く違ってきます。 |
次のページでは、ユニットバスとトイレの商品グレードによる費用相場についてご紹介します。