リフォーム途中

工事途中での仕様変更や、マナーを無視した打ち合わせ方法が、リフォーム工事の品質を損なうことがあります。失敗事例から上手な交渉方法を学びましょう。

「リフォームを少しでも安くやりたい」と考えるのは、生活していく上で様々な出費がある以上、当然のことです。でもリフォームは工事業者との信頼関係がとっても大切。無理な値下げ交渉やマナーを無視した打ち合わせでは、工事費用を圧縮することが出来ないばかりか、業者の気持ちが離れていってしまい、手抜き工事を誘発する原因になります。

そこで今回は、値引きで失敗したリフォーム事例を参考に、工事業者に金額面において協力してもらうための、上手な打ち合わせテクニックについてご紹介します。

失敗1:見積りのシーソーゲームで粗悪工事を誘発

見積り打ち合わせ
見積り比較するのも大事ですが、リフォーム業者との信頼関係を損なうのではマイナスです。
リフォーム金額の相場を知るためにも、「相見積り」は大切な手段です。しかし、むしろ相見積りを取った後の方が非常に重要で、取り扱いには十分に気をつけなければなりません。

良心的なリフォーム業者は相見積りを恐れません。むしろ正々堂々としています。しかし良心的な業者でも、他社の見積り金額でシーソーゲームのように交渉されるのは好みません。

これは、他業者の見積り金額を元にして値引き交渉を繰り返す手法ですが、リフォーム業者の立場からすれば、自社の現場調査情報や積算単価などが他社にもれてしまうため、見積りを作るためのお客様とのヒアリングや現場確認というプロセスが意味をなさなくなり、それどころか他社のために現場調査をしているような事態になってしまいます。

こうして交渉を進めていってしまうと、現場調査力に優れ、値段と工事品質のバランスが取れた業者が離脱してしまい、値段の安い業者が残ることになります。そして最安値の業者に工事を依頼してみると、その見積りに含まれていない別途工事が多く発生したり、見積り内訳が「一式」書きになっているところで、施主の想定よりもはるかに狭い施工範囲であったりと、トラブルが発生しやすくなるのです。

値下げのアイデアは業者の方が持っている!

プロのアイデア
金額のことであれこれ悩むより、思い切ってリフォーム業者にプロとしてのアドバイスを求めましょう。
相見積りを取った後は、それぞれの業者に工事費用を抑えるためにどうしたらよいかを、ズバリ直接聞いてみると良いでしょう。施主のニーズや予算に合わせて、商品グレードを下げるようアドバイスしてくれたり、今回の工事では見合わせても良い部分などを提案してくれるはずです。

良心的で、そして技術を持った業者であれば、それなりの理由を明確に説明してくれるのに対し、逆に極端な値引きで早く結論を出したがる業者は、その見積り積算の根拠が怪しいと考えるべきです。

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次のページでは、仕様変更する際に気をつけておきたい交渉ポイントについてご紹介します