リフォーム費用/リフォームコストダウンのコツ

こんな値引き交渉はリフォーム業者に嫌われる!(3ページ目)

少しでもリフォームを安くしたいという気持ちが強すぎて、工事業者との信頼関係を損なうような際どい交渉をしてしまう方がいます。これは業者の品質向上への意欲を削いでしまうだけでなく、施主の住まいを長持ちさせる上で、非常に不利となります。そこで今回は、極端な値引き依頼や無理難題を押し付けないで済む、上手な交渉方法についてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

失敗3:「自分なら○○円でできる」と言ってしまう

職人
簡単そうに見える小さな工事でも、そこにはものすごい技術と知恵がつまっているものです。
見積り金額を見ながら交渉していると、比較的小さい部品を取り付けるだけでも5000円とか、1万円という施工費が計上されている時があります。

そんな時に「なんでこんなに高いんだ? 自分なら1000円でできるぞ(サービスとして無料で取り付けるぞ)!」などと交渉するのは絶対にNG。リフォームを担当する職人はその道のプロ。素人仕事と一緒にされたら気分を害しますし、良い仕事をしようという気持ちになれません。結局業者に「それならどうぞご自分で」と言われて、やってみたら意外と難しくて出来なかったり、仕上がりが悪くなってしまったりというケースもあります。また実際に施主が自分で施工をしてみたものの、工事に失敗して大掛かりな修理が必要になってしまった、という話もあります。

その金額になった理由を尋ねてみる

素人の目から見て、想定している工事金額と比較して施工費が高いと感じたら、どうしてその金額になるのかを尋ねてみましょう。すると、表面的な工事だけでなく、下地も調整しなくてはならない旨や、独特な施工方法について説明してもらえることがあります。

そのような話が出てくれば、他の施工方法や部材などについて尋ねることで値段を下げる方法が見つかるかもしれませんし、工事の内容についてもしっかりと理解することができます。また、業者や職人が実際に施工する上で注意を払っているポイントなどを聞くことができ、リフォーム業者の実績や信頼度について確認することができるのです。

全ての見積り金額には理由がある

買ったらすぐ使えるという家電品とは大きく異なり、リフォーム工事は適切な「材料」と職人の「施工」、そしてそれを施主と業者の間でイメージにギャップが無いようにプランニングする設計・提案が絡むものです。全ての見積り金額や項目にはそれぞれ意味があるのですから、不明なところはどんどん業者に聞く習慣をつけましょう。そして適切な説明のできない業者の上手い話には乗らないという、強い信念を持って交渉に臨むようにしましょう。

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