もったいない……。
リフォームはタイミングや状況を見誤ると、「もったいない」につながりやすいのです。
大切な我が家に手を入れるということもあり、リフォームはとても慎重になりがち。しかし、慎重になっているはずなのに、ついつい安易に考えてしまい、費用を抑えたつもりが、後になって余計な出費につながった、などという失敗談もよく聞かれます。

今回は工事をした後に気がついた「もったいないリフォーム」と、その対策をご紹介いたします。

【INDEX】
・失敗談1:約10万円の損! 安易に床工事を考えて「もったいない」
・失敗談2:約15万円の損! 給湯工事をケチって「もったいない」
・失敗談3:約20万円の損! システムキッチンのオプションで「もったいない」

失敗談1:約10万円の損! 安易に床工事を考えて「もったいない」

床暖房
暖房の快適さにすぐれている床暖房。床工事の際は、導入するかどうかをしっかり考えておきましょう。(画像提供:大建工業株式会社)
Aさんご一家は築23年の一戸建てにお住まいです。居室の床がところどころブカブカになってきたので、近くのリフォーム業者に依頼し、床を直してもらうことにしました。

業者からは床材のカタログをもらっていたのですが、予算を抑えたかったAさんは、カタログをあまり見ることなく、とにかくリーズナブルな床材を提案して欲しいと頼んだところ、思ったより低価格の床材を勧めてもらうことができたので、Aさんは当初計画していた居室だけでなく、傷や汚れが気になる廊下も一緒にリフォームしてもらいました(約26万円)。

ところがある時、友人宅を訪問していて、床暖房が想像以上に心地よいということに気がつきました。そこで、床工事をしてもらった業者に尋ねてみると、後付けの床暖房システムはあるが、段差が出来てしまうため、床全体に施工するか、段差をつまづきにくくする見切り材を施工することで、違和感なく仕上げる必要があると言われました。そもそも、前回の床工事の時に合わせて施工していれば、現在のフローリングを施工する下地に、床暖房パネルを設置し、あとは比較的簡単な電気工事をすればよいだけでした。床暖房が必要なのは居間(8畳)だけだったので、その差額は15万円程度とのこと。

再度床を張りなおすとすると、解体・施工費用を含めて約25万円かかるので、ここで約10万円の無駄が生じています。しかも、工事を計画するときに、廊下の工事を我慢して、その予算を床暖房に回していたら、当初工事費用の範囲で居間を床暖房にできたのではないかと、とても「もったいない」気分になり、Aさんは床暖房へのリフォームをあきらめてしまいました。

その時不要でも参考にカタログは読んでおく

リフォームをした時には考えていなかったものでも、後からあの時導入しておけばよかった、というケースをよく聞きます。業者から手渡される資料・カタログには色々な施工例や異なるランクの建材・設備品などが掲載されているため、他にどのような選択肢があるのかを知る上で非常に参考になります。そしてカタログを見てもよくわからない内容が出てきたら、どんどんリフォーム業者に聞いて疑問を解決するようにしましょう。これが後々後悔しないための秘訣なのです。

次のページでは、浴室工事で生じた「もったいないリフォーム」をご紹介します。