3:心因性と器質性とが絡み合うもの
3つ目は「混合型ED」。これまでに説明した心因性EDと器質性EDが絡み合って生じるもので、複数の要因が引き金となって発症する例はしばしばみられます。実際、心因性と器質性とを明確に区別することは困難で、双方の原因が混在するものは少なくありません。このタイプには、糖尿病や高血圧などの慢性疾患が基礎にあるものが多くみられます。
たいていの場合は薬で改善
心因性EDにはED治療薬が効果的です
また、身体的に勃起自体が難しいとされる器質性EDについても、十分な治療効果が期待できます。ED治療薬はさまざまな研究や臨床試験を踏まえていますので、効果と安全性は確認されています。
これまでの診療経験によれば、EDのほとんどが「勃たなかったらどうしよう」症候群とでもいえるものです。誰にも言えず、EDで悩んでいる人はとても多いのです。
年だからと諦めたり恥ずかしがったりしないで、逆に、この若さでと途方にくれないで、気軽に泌尿器科やED専門のクリニックで受診されることをお勧めします。何事も「案ずるより生むが易し」ですよ。
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