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リフォームローンで失敗しないための5箇条

リフォームが大掛かりになるほど、自己資金だけで取り組むのは困難になります。今回はリフォームローンを利用する時に気をつけておきたいポイントをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

リフォームローン
金額が金額だけに慎重にならざるを得ないリフォームローン。慎重かつ賢明な選択ができるようにしておきたいものです。
使いづらかったり、あちこち傷んでいたりと、半ばあきらめていた老朽化した住まいが、リフォームによってよみがえる姿はとても圧巻です。今後もますますリフォームの重要性は高まってきています。

そんな中、過去最大規模の住宅ローン減税の後押しもあってか、リフォームローンの活用事例が増えているようです。そこで今回は、リフォームのローンでつまづかないためのチェックポイントをまとめました。リフォームの満足度をさらに高めるためのローン計画をぜひ知っておきましょう。

【INDEX】
1.現在のローン残高をまずチェックする(1ページ)
2.目先のローン金利に飛びつかない(1ページ)
3.今後の生活プランとリフォーム・メンテ費用を考慮する(2ページ)
4.リフォーム業者及び金融機関との連携・連絡を密に(2ページ)
5.ローン減税などの適用条件を必ずチェック!(3ページ)

1.現在のローン残高をまずチェックする

リフォームローンを利用するときは、金融機関の事前審査が必要になります。当然のことながら、誰でもリフォームローンが利用できるという訳ではりません。過去に返済が滞ったことがないか、利用者の収入と比較したときに融資枠に無理はないかなどをチェックしていく訳ですが、これらに特に問題が無くてもまだ油断できません。

金融機関はローンの申し込みがあった時点で、その利用者の融資限度額を審査するのですが、リフォームローンを今まで利用したことがなくても、他のローン(新築時の住宅ローンや教育ローンといったあらゆる借入れ)が残っていれば、融資限度額からその残高が差し引かれ、ローン融資枠は少なくなってしまうのです。

中古住宅を購入してリフォームする場合や、住宅ローン返済中のリフォームの場合など、融資金額が大きくなる場合は注意が必要です。「職場の同僚がローンを組めたようだから、自分も大丈夫だろう」という思い込みで、ローン前提のリフォームを検討するのはくれぐれも避けましょう。

2.目先のローン金利に飛びつかない

以前より各金融機関はリフォーム融資に積極的になりました。これだけリフォームが認知され、利用度合いが増加しているので当然のことと言えますが、窓口や店頭で「金利○%」といったPRをしています。

それらのパンフレットなどに大きく掲載されている金利は、一般的に「最優遇金利」であり、ある一定の条件(給与振込み及び公共機関支払い口座で返済を行うことや、金融機関のクレジットカード会員になることなど)を満たし、返済期間や借入れ金額が決まっていることがほとんどです。

この他にも、ローンを利用する時には「保証料」が発生しますが、これらも金融機関や利用するローンの形態によって金額が異なりますので、ローン金利以外の料金についても目を向けるようにすれば、お得なリフォームローンを見つけることができるはずです。

次のページでは、ローンに関してリフォーム業者と打ち合わせしておきたいポイントを中心にご紹介します。
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