日本の夏は暑いものです。でも何となく、年々夏が暑くなってきている気がしませんか。地球温暖化のせいなのか、舗装道路などが増えたせいなのか、それとも私たちが冷房生活を当たり前にしてしまったせいなのかはわかりません。ですが、夏を上手に乗り切りたいと思うのは当然のことですね。

そこで今回は少しでも夏を快適に過ごすための低予算リフォームをご紹介したいと思います。

エコポイントを背景に二重サッシが大人気

工事がわずか1~2時間で完了する内窓取り付けは、手軽に断熱・防音ができるため注目を集めています。

工事がわずか1~2時間で完了する内窓取り付けは、手軽に断熱・防音ができるため注目を集めています。(画像提供:トステム株式会社

エコポイント制度で一躍注目を集めた「二重サッシ」。既存の窓の室内側にもう一つの窓を取り付けて、断熱性を高めるというものです。既存窓と内窓との間にガラスで囲まれた空気層が外気との熱の流入出を大幅に防ぎ、冷暖房効率が向上します。

幅800mm×高さ600mm程度の窓に取り付けるなら、1箇所あたり3万~5万円位。リビングなどで用いられる幅2,600mm×高さ2,000mm程度の窓なら、1箇所あたり8万~12万位です。さらに遮熱性能を向上させたい場合は、通常のガラスよりも1~3割ほど高くなりますが、「Low-E」仕様(断熱・遮熱性能の高いガラス)を選ぶとよいでしょう。

真夏の日射をブロックする「遮熱スラットブラインド」

日差しを遮るだけではなく、日射熱も大幅にカットしてくれる遮熱スリットブラインドは、真夏の部屋の温度上昇を和らげてくれます。(画像提供:株式会社ニチベイ)

日差しを遮るだけではなく、日射熱も大幅にカットしてくれる遮熱スリットブラインドは、真夏の部屋の温度上昇を和らげてくれます。(画像提供:株式会社ニチベイ

真夏の直射日光が窓から入り込むと、室内はジリジリと熱せられます。太陽の光を遮りたくても昼間からカーテンを閉めてしまうというのも気が引けますし、ブラインドを使うにしてもブラインドそのものが熱を持ってしまうので、あまり涼しく感じないのが現実なのではないでしょうか。

そこで最近では「遮熱スラットブラインド」というものが登場しています。これはブラインドのスラット部分に遮熱塗料がコーティングされており、日射熱をカットするため室温の上昇を防ぎ、冷暖房効率を高めてくれるのです。幅800mm×高さ600mm程度なら2万~4万円、幅2,600mm×高さ2,000mm程度のものでも3万~5万円程度と比較的リーズナブル。

従来のブラインドに比べ、遮熱スラットブラインドの方が、室内表面側温度が3~6℃も低くなるという実験結果もあり、太陽の光が入り込む窓には効果的な省エネリフォームと言えるでしょう。

2階が暑いなら屋根裏換気システムも要検討

効率よく小屋裏の熱気と湿気を排出できるため、真夏の寝苦しさから解放されることでしょう。(画像提供:パナソニック電工株式会社)

効率よく小屋裏の熱気と湿気を排出できるため、真夏の寝苦しさから解放されることでしょう。(画像提供:パナソニック株式会社

「夏になると2階が暑くて生活できない」「2階寝室が暑くて寝苦しい」とお困りのお住まいでは、ほとんどの場合小屋裏(屋根裏といった方がわかりやすいかもしれません)に熱気が溜まってしまっていることが多いようです。屋根が日射によって熱せられ、その結果屋根材の室内側にしっかりとした断熱材が充填されていないと、小屋裏が相当暑くなってしまうのです。

こういったお住まいに「小屋裏換気扇」を設置する事例があります。屋根裏の温度が上がってきた時は自動的に換気扇のスイッチがONになり、屋根裏空間の熱気と湿気を建物屋外に排出してくれるのです。こうすることで効果的に小屋裏の温度を下げることができ、真夏の冷房効率をグンとアップさせることができるのです。

リフォーム費用は本体と工事費を含め、15万~25万円程度。真夏は熱気対策として、真冬は日中の1~2時間だけの換気でも湿気を屋外へ排出することができ、小屋裏の湿気対策にもなるため、年間を通して住まいの快適性を向上させてくれることでしょう。

今回は夏を過ごしやすくするリフォームをご紹介しました。ちょっとした工夫で住まいは過ごしやすくなるものです。リフォームの効果についてはお住まいによってそれぞれ異なりますので、建材・設備商品の性能を確認して、工事業者にも効果的な設置方法をよく相談して、リフォームに臨むようにしましょう。

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