女性の健康/女性におすすめの健康法

便秘や痔にならない正しい排便習慣

便秘も痔も、女性にとってはほとんど生活習慣病。ならないためには日々の生活習慣が大事です。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

なんと日本人の4人に3人が程度の差はあれ「痔」の経験があるともいわれています。でも、便秘も痔も、実は『生活習慣病』とも言われており、日々の生活を改善しないと、なかなか改善は見込めません。

今回は痔や便秘にならない正しい排便習慣についてお話します。

■ 正しい排便習慣8か条

1.腹筋をきたえて便をでやすくする

2.朝食をとる、もしくは冷たい水などでもいいので、朝、腸を刺激する

3.便意は我慢しないけれど、あまりに長い時間はいきまない(肛門に負担がかかりうっ血します)

4.食事内容に気をつける
ダイエットのし過ぎは禁物。食物繊維など便のかさを増やす食品や、ヨーグルトなどの腸を整える食品、水分は積極的にとりましょう。脂肪分を減らしすぎると便秘になりやすくなるので注意しましょう。
でも、唐辛子、わさび、からし、コーヒー、タバコなど、肛門を刺激する食べ物は痔には良くないので、あまりのとりすぎは禁物。

5. 冷えに注意
冷えると痔の症状も便秘も悪化することが多いので、冷やさないように注意しましょう。

6.運動やストレッチで血流改善!
ただし、肛門に負担がかかるサイクリングや乗馬のやりすぎ、スクワットの体勢はNG。ゴルフはスイングの時にお尻に負担がかかって痔が悪化することもあるので、ちょっと注意しましょう。

7.アルコールはうっ血をひどくするので控えめに
他にも、特に女性は男性よりも短期間、少ない量で肝硬変になりやすいといわれています。

8.シャワーよりもお風呂にはいっておしりを温めて
妊娠すると便秘や痔の症状が悪化することが多いようですが、そんな際にもお風呂は効果的。

こんなこと?と思われるかもしれませんが、ちょっとした生活習慣で改善することもよくあります。便秘や痔のない、すっきりした生活を送りましょう!
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