介護のため、思いきって会社を休む--介護休業制度を利用すれば、原則3か月まで休暇をとることが可能です。でも現実には、なかなかシビアな問題もありますよね。まず、頭が痛いのが、「お金の問題」です。まったく給与が支給されないとなると、介護どころか生活にも困ってしまうし・・・。いったい介護休業中の収入はどれくらいになるのでしょう?心配なあなた、いつでも安心して介護に専念できるように、月収額をシミュレーションしてみませんか?



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まず、介護休業中に給与が出るのか、出ないのか?これは会社によっていろいろです。「80%出る」というところもあるし、逆に「まったく出ない」会社も。完全に無給、とわかっても、休業をあきらめないで。「介護休業給付」というものがあります!
介護休業給付は、雇用保険によってまかなわれます。休業中の賃金によってもらえる割合が決まっているのが特徴。介護休業をとっている期間(基本的に最長3か月間)、給付されます。


どんな人がもらえる?
次の2つの条件を満たしている人が対象です。
最近、失業していた期間のある人は注意!



条件1
要介護状態にある家族を介護しなくてはならない人で、介護休業を取った人。この場合、要介護状態とは、2週間以上、つねに介護を必要とする場合をいいます。また、家族とは、「配偶者(内縁含む)、父母、子ども、配偶者の父母、祖父母・兄弟姉妹・孫(同居していて、なおかつ扶養している場合のみ)」のこと。ただし、日雇いの人や、期間限定で雇用されている人は介護休業をとることができないので気をつけて(※「形式はともかく、現実にはずっと勤務しているのと同じ」という人は別)。

条件2

介護休業を始めた日の前日からさかのぼって、原則2年間の間に、雇用保険の被保険者だった期間が通算して12ヶ月以上ある人。


いくらもらえる?
休業中の給与によってまちまち。就業規則を見直して、支払われるかどうか、支払われる場合は、通常の給与の何割かを確認してみましょう。



ケース1 休業中の給与が出ない

公式―最後の6ヵ月間に支払われた賃金総額(ボーナスなど除く)÷180×30×0.4

Aさんの場合・・・月給30万円 休業中の給与はゼロ

30×6÷180×30×0.4=12   
支給金額12万円
1ヵ月あたりの収入総額 12万円


ケース2 休業中の給与がいつもの40%以下

公式―最後の6ヵ月間に支払われた賃金総額÷180×30×0.4

Bさんの場合・・・月給40万円 休業中の給与はいつもの40%

40×6÷180×30×0.4=159996 
支給金額15万9,996円
1ヵ月あたりの収入総額31万9,996円


ケース3 休業中の給与がいつもの40%超80%未満

公式―最後の6ヵ月間に支払われた賃金総額÷180×30×0.8-賃金額

Cさんの場合・・・月給50万円 休業中の給与はいつもの50%

50×6÷180×30×0.8-50×0.5=149980
支給金額14万9,980円
1ヵ月あたりの収入総額39万9,980円


ケース4 休業中の給与がいつもの80%以上

支給されない

Dさんの場合・・・月給60万円 休業中の給与はいつもの80%

支給金額0円
1ヵ月あたりの収入総額48万円


さて、あなたの場合は――?勇気を出して、介護休業、とってみませんか。



関連サイト
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