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お年寄りの下痢を知ろう

便秘も困るけど、下痢も困りますよね。急性の場合は体調そのものも心配になります。食事や水分摂取に関する注意点、疑われる原因、受診が必要なケースなどを挙げました!

執筆者:西川 敦子




便秘も困るけど、下痢も大変!ことに急性の場合は、介護側もショック。「水分はどれくらい摂らせればいいの?」「食事について、気をつけなければいけないことは?」体調そのものも心配になりますよね。いざという時、あわてないためにもぜひチェックしておきましょう。





疑われる原因

冷たい飲み物の摂りすぎ・寝冷え・暴飲暴食なども考えられますが、意外な疾患が潜んでいることも。こんな病気も疑ってみましょう。
【急性の場合】 
食中毒やウイルス性腸炎、食品アレルギー、急性腸炎、風邪
【慢性の場合】 
過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎、糖尿病、吸収不良症候群、大腸がん その他の消化器系疾患

 
 

■□もしかしたら大腸がん?
水様便や泥様便が出たら注意!色が赤い場合も問題です。患部から出血があり、便に混ざっているケースが考えられます。出血多量の場合は、貧血が起きたり、倦怠感が見られることもあります。動悸が激しくなることも。早期発見が大事な病気。こうした症状が見られたら、すぐに専門医へ。


 
 
 



食事と水分摂取法

水分はまめに補給しましょう。体液が失われると脱水症状になってしまいます。人肌くらいのお湯や砂糖水などがベスト。温かいお茶もよいでしょう。急性の場合は食べ物は控えておき、様子が落ち着いてきたら消化の良いものを食べさせてあげて。はじめは半流動食、その後、三分粥、五分粥などにしてゆきます。問題がなければ、卵などのタンパク質もとるように。ただし、量は少なめに。熱すぎるもの冷たすぎるものなどは避けるようにします。もちろん油ものもタブー。


次は排せつケアや受診が必要なケースの紹介です
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