介護/床ずれ・褥瘡対策

湿気の強い夏に怖い!床ずれの対策とは?

高温多湿な日本の夏に怖いのは「床ずれ」。寝たきりの高齢者の介護にとって「床ずれ」との戦いは非常に厳しいものだと思います。私の介護の体験をもとに「床ずれ」対策について解説させていただきます。

執筆者:西川 敦子

文章:川内 潤(All About「介護」旧ガイド)

夏に怖い「床ずれ」
高温多湿の夏に怖い「床ずれ」

高温多湿は「床ずれ」の大敵

ついに梅雨が明け、日本特有の湿気の強い夏がやってきました。この季節に寝たきりの方を介護をしている方にとって怖いのが、「床ずれ」なのではないでしょうか?「床ずれ」とは、皮膚に穴が開いてしまう、主に寝たきりの高齢者にできてしまうものです。在宅の現場では「寝だこ」と呼んでいる方もいらっしゃいますが、ここでは「床ずれ」と称します。在宅介護サービスのケアスタッフとして関わった経験などをもとに、この夏の「床ずれ」対策を考えてみました。

皮膚を清潔に保つ!

「床ずれ」を作らないための方法の一つとして、皮膚を清潔に保つということです。夏になると、汗をかくようになり皮膚が蒸れやすくなります。そこで、こまめな着替え・清拭・おむつ交換・密着している部分を中心に皮膚のドライヤー乾燥(冷風)が必要になってきます。ただ、寝たきりの方の着替えは、麻痺や拘縮(こうしゅく)が伴ったりすればなおさら、非常に大変な作業となります。夏になると介護をしている方の体力も奪っていき、体を清潔に保つのも簡単なことではありません。
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