パブロンエース顆粒(大正製薬)
おなじみのパブロンシリーズの中で、最強処方が特徴です |
この、パブロンシリーズで一番新しい「パブロンエース」は、10種類の有効成分を配合した大人(15歳以上)専用の風邪薬です。
一方、パブロンSゴールドは錠剤と微粒があり、微粒の方は量を調節することにより1歳から服用できる処方成分となっているのが特徴です(詳しくは使用上の注意をご覧ください)。
・イブプロフェン(150mg):発熱、頭痛、のどの痛みなど、熱と痛みを鎮めます
・塩酸ブロムヘキシン(4mg):咳の原因となるたんを出しやすくします
・リン酸ジヒドロコデイン(8mg):咳中枢に働き、咳を鎮めます
・ノスカピン(16mg):咳を鎮め、呼吸を楽にします
・dl-塩酸メチルエフェドリン(20mg):気管支を広げ、呼吸を楽にして咳を鎮めます
・塩化リゾチーム(30mg):鼻の炎症を鎮め、たんをやわらかくして出しやすくします
・マレイン酸カルビノキサミン(2.5mg):くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を抑えます
・無水カフェイン(25mg):頭痛を鎮めます
・硝酸チアミン(ビタミンB1硝酸塩)(8mg)、ビタミンB2(4mg):風邪のときに消耗しやすいビタミンを補給します
注意)パブロンシリーズには、ビタミンB2が入っているので服用すると尿が黄色くなることがあります。
パブロンエースのブランド担当者からのコメントは・・・
成分がフルに入っているので、風邪の諸症状といわれる11の症状(のどの痛み、せき、発熱、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、たん、頭痛、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛み)に効果があります。
また、インフルエンザをはじめとするウイルスも除菌してくれるパブロンハンドジェルは風邪の予防に、ぬるタイプのヴイックスヴェポラッブは、子供からお年寄りまで使うことができますよ。
うーん、懐かしい!ヴイックスヴェポラッブ。取材しながら小さいころ塗ってもらったのを思い出しました。そういえば、鼻の通りを良くするためにマスクに香り程度に少し塗っていたような気がします。
最後に・・・
「忙しい方に!1日2回の風邪薬」の記事でも触れましたが、風邪薬の注意点をご紹介します。風邪薬のほとんどは食後の服用ですが、忙しいビジネスパーソンや、体調が悪くて、食事がきちんと摂れないことがあります。
空腹時で薬を飲むと風邪薬に入っている成分の中に、胃酸の分泌を促進して胃を荒らしてしまう場合があります。薬を飲むときには、牛乳を飲んだりビスケットなど簡単なものを食べてから飲むようにしてください。
また、風邪薬の中には、7歳以上、15歳以上など、年齢によって飲めない場合もあります。
さらに、甲状腺の病気や緑内障、腎臓病、肝臓病などの疾患のある方は、服用できないことがあります。ただの風邪薬と思うかもしれませんが、薬剤師に相談して選ぶようにしましょう。
また、4~5日間ぐらい服用しても改善がみられない、または悪化した場合は、医療機関を受診するようにしてくださいね。
詳しくは、以前の記事風邪薬の選び方をご覧ください!
*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。
【参考資料】
・ルルアタックIB 使用上の注意
・パブロンエース 使用上の注意
【参考リンク先】
ルルアタックIB>第一三共ヘルスケア株式会社
パブロンエース>大正製薬