できるだけ添加物の少ない目薬を |
薬局などの店頭で売られている市販の目薬は、ほとんど防腐剤(塩化ベンザルコニウム・パラベン等)が含まれています。しかしながら、1日に何度も目薬をさす場合、この防腐剤が目に刺激となり、症状を悪化させることもあるのです。
コンタクト装用者のための目薬..P2
こだわりの特殊容器採用の目薬..P3
子どものための目薬..P4
市販目薬の防腐剤の必要性とは
容器にはいった液体の目薬を、長期間、繰り返し使うという条件下では、防腐剤添加はどうしても避けることができないことでした。それは、点眼時に容器の先端が皮膚などにふれたり、一度容器から出た液体が、再度容器内に逆流したり、容器のキャップがはずれたりする保管時の状態により、微生物などが入ってしまい品質を劣化させる可能性が高いからです。
そして、これは昨今の話題となっている、ドライアイの増加により、防腐剤フリーの商品が検討されるようになったといえるかもしれません。
涙液タイプの目薬が欠かせない人々が増えている
最近、「目の病気ではないと思うんだけど、ちょっと目が乾いてときどき痛くなるから」という理由で涙液タイプの目薬を購入する人も目立つようです。これは、長時間のパソコンワークや、コンタクトレンズ使用でふだん目が乾きやすい、と感じる人々や、ドライアイの人々が増えている状況を反映しているのかもしれません。そして、こうした目の乾きなどで、1日に何度も目薬をさす場合は、この防腐剤が目への刺激となって、炎症をひどくさせたり、乾きを悪化させたりするケースがあります。
そこで、近年製薬メーカーは、成分配合を工夫したり、特殊容器を採用したりして、防腐剤フリーの目薬を実現しはじめています。今回は、この防腐剤フリーで注目したい目薬
をご紹介したいと思います。
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