/肩こり・腰痛の薬・湿布・温湿布

よくある質問にお答えします 湿布のお話(2ページ目)

今回は湿布についてよくある質問にお答えします。温かい湿布と冷たい湿布の違いは?自分の症状にはどっちがいいの?湿布をしてはいけないときって?塗り薬と湿布の違いは?などなど。

山田 恵子

山田 恵子

医師 / 女性の健康 ガイド

東京大学医学部卒業。整形外科専門医、認定産業医。東京大学医学部医療情報経済学、ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、東京大学医学部附属病院整形外科。ロコモチャレンジ!推進協議会委員。研修医や救急医療でのハードワークで体を壊してしまった経験を含め、現代社会で頑張る女性に役立つ健康情報をお届けします。

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・湿布をしてはいけないときってあるの?

湿布には温かいもの、冷たいもの、どちらにも皮膚を刺激する効果があります。
ですから、まず皮膚に傷があるときは傷の状態が悪くなってしまうのであまり貼らないほうがよいと思います(ひどいときは痕になってしまいます)。

また、かぶれ易い人も注意しましょう。
実際に湿布をはってかぶれてしまったら、やめたほうがよいと思います。
ただ、それでも使いたい場合は、貼っている時間を短くすると、かぶれないことも多いです。
(例えば昼だけとか、夜だけとか)

温湿布と冷湿布では温湿布のほうがよりかぶれ易いようです。
ですから、冷湿布でかぶれた人は温湿布は避けたほうがよいでしょう。

冷湿布のかぶれる原因は炎症を抑える薬そのものより、基材といって、薬をはっている成分のことが多いので、ある会社の湿布薬ではかぶれないけれど、変えたらかぶれてしまった
ということもよくあります。(お化粧品などと一緒ですね)
そのときは無理をせず、自分にあった湿布薬を選びましょう。


・塗り薬と湿布の違いはなあに?

冷湿布と塗り薬は薬の成分は一緒です。
ですから、もし市販の炎症を抑える成分のある塗り薬をガーゼに塗って貼っておいたら自家製の湿布になると考えてください。

塗り薬のいいところはかぶれにくいこと、貼っているとわからないこと
湿布のいいところは、効果が長持ちしやすいことでしょうか。


今回は湿布についてのよくある質問についてお届けしました。
やはり、でも心配な人は、薬局または病院で聞いてくださいね。
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