/肩こり・腰痛の薬・湿布・温湿布

よくある質問にお答えします 湿布のお話

今回は湿布についてよくある質問にお答えします。温かい湿布と冷たい湿布の違いは?自分の症状にはどっちがいいの?湿布をしてはいけないときって?塗り薬と湿布の違いは?などなど。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

今回はよく聞かれる「湿布について」の質問にお答えしたいと思います。

・温かい湿布と冷たい湿布の違いはなあに?

これはずばり、成分の違いです。
温かい湿布には唐辛子の成分が入っていて、皮膚を刺激するために
「温かい」と感じるのですね。唐辛子を食べると「熱い」と感じるのと同じことです。
また、冷たい湿布には炎症を抑える成分が入っていて、少しひんやりした感じがしますがこれは感じがするだけでほんとに冷やしているわけではないのですね。
(食べ物でいうと、ミントとかはっかを思い浮かべてください。食べたときひんやりするけれど、ほんとに冷えているわけではないですよね)


・自分の症状には温湿布がいいの?それとも冷湿布がいいの?

・・・だいたい、これに関していえば「どちらでもいいことが多い」が本当のところです。

ただ、大体の目安として
・その場所が熱を持っているような気がするとき
・急激に起こったとき(捻挫、打撲など)
は冷湿布のほうがよい
と思います。

スポーツをやって怪我をしたことがあるかたはご存知だと思いますが、
急性の炎症に関しては24~48時間は冷やすのが基本ですので、
そういったときには温湿布はやめましょう。

逆に温湿布のほうがいいときというのは、
・慢性化した症状で、かつ自分が温湿布を当ててみて調子がよいとき
と思われます。
たとえば、お風呂に入ると症状がよくなるような人は
一回温湿布を試してみてもいいのではないでしょうか。
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