痰に血が混じっていませんか?
痰は様々な状況で出ます。白色や、黄色、緑色など病状に応じて痰の色も変化しますが、注意すべきは血痰。すなわち痰に血が混じることです。 |
通常は、白色の多少泡だったものとして喀出されますが、細菌感染によっては、黄色くなったり、緑色になったりします。
しかし、血が混じることは、基本的にはありません。血が混じるというのは、粘膜から一部、出血しているということです。白い痰に、すーっと赤い糸を引いたように出ていたり、血のかたまりが混じっていたりという場合には、放置することなく、是非、医師の診察をお受け下さい。
もちろん、咳のしすぎで喉の粘膜にキズがついていたり、他の疾患で血痰がでることもありますが、肺がんの初期症状の場合も隠れています。「あぁ、いつも、咳のしすぎで喉が切れてるから出るんです」と放っておくことがないようになさってくださいね。
定期的な健康診断と禁煙が大切
早期発見、早期治療のためには、やはり、定期的な健康診断が不可欠です。また、予防はどんな健康診断、早期治療よりも有効です。是非、この機会に、禁煙を決断してみませんか? |
また、医療機器の進歩により、被曝量を抑えながら画像解像度の高い胸部CTを撮影できるようになってきましたし、健康診断では自費になりますが、PETによる健診も行われるようになってきました。(参考:「体への負担を抑えて全身をチェック!PET検診とは?」)
最近増えつつある肺がん、と聞いてどきっとしたあなた。禁煙と健康診断をしっかりと行いながら、痰に血が混じっていないかも、チェックしておくことをおすすめします。
そして、不安があれば、症状がなくても、一度、医師の診察をお受けになると良いと思います。肺がんの具体的な予防法、治療法については、「肺がんの治療法・予防法」をご覧下さい。
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