まずは、主治医としっかり話をする
あなたやあなたのご家族について、最も詳しく、正確な情報を知っているのが主治医です |
その一方で、主治医は、何度も診察をし、病歴を知っており、レントゲン写真やCT写真、血液検査の結果もすべてよく見ています。その上で、「がん」という診断を下し、患者さんやご家族に伝えているはずです。
この主治医によく話を聞くこと。よく考えてみれば、とても当たり前のことですが、がんという病名に気が動転してしまうためか、主治医にしっかりと質問ができていないというケースもよくあります。
「がん」という病名がわかったときには、まずは主治医に十分に話を聞くことが、一番大切なことです。
あふれる情報を「事実」と「憶測」にしっかりと区別する
あふれる情報をよく吟味し、主治医と十分に話をする。事実と憶測をよく区別して情報を整理することが大切です |
「半年も持たないらしい」「あの病院の方が良いらしい」「この薬が良いらしい」など、この時期の情報には「~らしい」というものが非常に多い場合があります。また、主治医の話も、「事実」と「今後予想される事柄」に分けられるはずです。
何事もそうですが、憶測におびえて事実を見失ってしまうと、正確な判断を下すことは非常に難しくなってしまいます。そして、最も避けなくてはならないのが、憶測に振り回された結果、主治医や医療機関に対して疑心暗鬼になってしまうことです。
あなたが今、行動しようとしていることの根拠は、果たして事実でしょうか、憶測でしょうか。このポイントを抑えることが、「がん」と告知されたあとの混乱期を乗り切るポイントだと思います。
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