保湿剤は冬の乾燥肌に使いますが、たくさんの種類があります。一般に、冬になって、薬局で買う時は使用経験に基づいて選ぶために、以前に買った物になりがちなので、個人で比較するのは難しいです。ここでは、薬局で購入できる医薬品のワセリン、ケラチナミン(尿素)、ヒルロイドと医薬部外品のセラミド含有保湿剤について簡単に述べます。この中では、セラミド含有保湿剤は医薬部外品ですが、アトピー性皮膚炎の人でも使えるので、敏感肌の人にも薦めることができる保湿剤です。

よい保湿剤の条件とは何でしょうか

保湿剤を皮膚科の研究で検討する時は、以下の1~3を評価をします。
1. 保湿効果の持続性
2. 皮膚への刺激性
3. 使用感(べたつかないなど)

それでは、薬局で購入できる医薬品としての保湿剤のワセリン、ケラチナミン(尿素)、ヒルロイドに加え、医薬部外品のセラミドについて、簡単に述べましょう。

1. 保湿効果の持続性:
保湿効果の持続性を、保湿力を測定する装置を用いて測定することができます。ワセリン、ケラチナミン、ヒルロイド、セラミドのいずれも、皮膚に塗ってから、2~24時間の保湿力の維持ができます。結論としては、薬局で購入できる主な保湿剤の保湿力には大きな差はありません。

2. 皮膚への刺激性:
ケラチナミンは尿素中に皮膚の水分を取り込む時に、かなりの刺激性、ピリピリとした感じがあります。そのために小児科医は痛みに敏感な子供には、処方しません。
ヒルロイドはもともと血液が固まるのを阻止する性質があります。そのために、ヒルロイドは、痒みが強くて掻き壊して出血している部分には、出血を増す可能性があるので使うことができません。
一方、残りのワセリン、セラミドは刺激性はほとんどありません。

3. 保湿剤の使用感:
保湿剤の使用感は、個人の感覚の差があるので一般に評価が難しいです。この中では、ワセリンはべたつき感が強いと評価されています。

4. まとめ:
ワセリンは、刺激性はありませんが、べたつき感があります。
ケラチナミンは、刺激性があります。
ヒルロイドは、出血している部分には使うことができません。
セラミドは、医薬品ではない医薬部外品ですが、よい保湿剤の条件を満たしています。