RSウイルスとは?
RSウイルス(Respiratory syncytial virus)は、感染すると気道の細胞がくっついて合わさってしまうウイルスです。おたふく風邪のウイルス(ムンプスウイルス)やはしかのウイルス(麻疹ウイルス)と同じ種類に入ります。気管や喉などの気道に感染することが特徴です。
RSウイルスが起こす病気
綿棒で鼻をこすってウイルスを検査します |
- 口
- 咽頭(のど)→上気道炎・咽頭炎
- 気管支→気管支炎
- 細気管支→細気管支炎
- 肺→肺炎 です
乳幼児に感染すると、重症になり、細気管支炎を起こします。RSウイルスの感染を診断するには、鼻を綿棒でこすっておこなう迅速検査があります。30分程度で判明します。
細気管支炎の症状は?
冬に咳がひどい乳幼児は要注意です。- 咳・喘鳴(ゼイゼイ・ゴロゴロ・ヒューヒューといった呼吸)
- 発熱
- 鼻水・鼻づまり
- 呼吸困難(息がしにくい) など
風邪に似た症状がみられます。実は、小学生以上の大人では風邪ですむことが多いのです。しかし、乳幼児に感染すると、細気管支炎になりやすいのです。
次のページでは、アレルギーとRSウイルスの関係性についてご紹介します。