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再開発と供給増が魅力! 千葉湾岸エリア(2ページ目)

供給の郊外回帰が鮮明になった2006年のマンションマーケットの中で、首都圏において今後供給が増えそうなエリアが千葉駅周辺の湾岸エリア。千葉みなと・千葉中央・蘇我エリアを中心に開発動向を紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


始発駅と海側の再開発が魅力の蘇我


■蘇我駅周辺エリア(始発駅と再開発が魅力)
シネマコンプレックス
蘇我の海側エリアは、大規模な再開発が進行中
蘇我駅周辺は、京葉線の始発駅として、広域の層にも人気のエリア。地元の仲介会社の話によると、賃貸として若いカップルやDINKSに人気が高く、2LDK以上のタイプのものは、需要が大きいようです。

現在蘇我の東京湾側で、「蘇我副都心計画」が進行中。2005年5月には、「ハーバーシティ蘇我」がオープン。約7万坪の敷地に、計4500台の駐車場とともに多彩な施設を備えています。「アリオ蘇我」には、イトーヨーカドーを中心に専門店とレストランの構成。「ホームズ蘇我」には、家具センターとホームセンターが入っています。入り江に近い「フェスティバルウォーク蘇我」には、シネコンやスパが誕生し、生活利便性や街の魅力が一気に向上しました。

現在整備中の千葉市総合スポーツ公園や蘇我エコロジーパークなどが将来的に完成すると、都市の拠点として更に発展していくと思われます。

街の将来ポテンシャルや、京葉線始発駅という点で、比較的周辺エリアからの流入も多く、昨年供給されたマンションは順調な売れ行きを見せています。現在、二層吹き抜けの高級感のあるラウンジや、エレベーターを含めた4箇所のセキュリティーが特徴のライオンズ蘇我フォレストマークス(大京 蘇我駅徒歩9分)、緑の多い高台に位置するサンクタス蘇我シーズンエアシティ(オリックス・リアルエステート 蘇我駅徒歩18分)などが販売中です。

■千葉中央駅周辺エリア(商業施設の充実が魅力)
開発地
大規模マンションが建ち並んできた、千葉中央周辺エリア
外房線千葉中央駅周辺は、JR千葉駅までも10分圏のエリアです。その為、パルコ、そごう、三越といった商業施設が近いのが特徴で、住環境というよりも、生活利便性が魅力のエリアです。

このエリアでは、駅周辺のフットワークが良い場所に供給が集中しているのが特徴です。駅徒歩1分の駅前ロータリーに面したMAX TOWER(フージャース・コーポレーション)、駅徒歩2分の場所に390戸2棟構成のタイムズアリーナ千葉中央(ニチモ アゼル 第一交通産業)、千葉市初地上43階建てのタワーマンションCHIBA CENTRAL TOWER(オリックス・リアルエステート ニチモ 千葉駅10分)などが販売されています。

選択肢が多いのは購入者側のメリット

紹介した3エリアを合わせるとかなりの棟数及び戸数の供給になります。元々人口密度が高いエリアではないので、売れ行きは今の東京都心近郊に比べると緩やかだとは思いますが、選択肢が多い分購入する側から見ると、メリットは大きいといえるでしょう。

数年前の、東京都中央区や品川区なども工場跡地などが大量に供給されました。販売も長期化した物件が多く見受けられましたが、今振り返ると価格やスペック面でのメリットは大きかったと思います。

同エリアの供給物件は、容積を消化しきらず、階高を上げたマンションや、上層階を2層のメゾネットにした物件など特徴あるマンションが目に付きます。駐車場の設置率も高い物件が多いのも特徴です。千葉市湾岸エリアは、今後の開発動向を含め、注目していきたいエリアでしょう。

【関連サイト】
供給は郊外回帰 つくばエキスプレスの沿線事情
蘇我副都心地区(千葉市ホームページ)

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