甘くて低カロリーのものと肥満問題には関係性あり? |
メタボ予防実験の意外な結果
メタボ予防のためには低カロリーのヘルシー食が大切なのはご存知ですね。でも、どんな食事でメタボになりやすくなるのかは具体的には分かりませんでした。そこでアメリカのミネソタ大学とノースカロライナ大学の公衆衛生学の研究者達が、動脈硬化症の前向き調査のために集められていた9,514人(45~64歳)の別のデータからメタボと食生活の関連を分析してみました。元になったデータは食事と動脈硬化の関係を調べるものでしたから広範囲にわたる食品の摂取がチェックされています。
9,514人を9年間追跡調査をしたところ、3,782人がメタボリックシンドロームになっていました。そしてメタボになりやすい生活因子としては、喫煙、運動不足、食べ過ぎ、西洋風の食生活などが挙げられています。
一方、メタボに影響する食品として、肉、乳製品、フルーツ、野菜、精白穀類、全粒穀類などを検討したところ、肉をたくさん食べる人はメタボになるリスクが25%高くなることが分かりました。ファストフードのようなフライものとまっ白いパンやお菓子を好む「西洋型の食生活」はメタボのリスクを18%高めます。
ところが驚いたことに、一日1缶以上のダイエットソーダを飲むとメタボになるリスクが34%も高くなったというのです。これはビックリですね。
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