健康上の問題なのか、美容上の問題なのか、自分で太っていると思い込んでいる心理的な問題なのかもはっきりしません。
肥満は意志の弱さの問題でしょうか?それだけでは近年の激増ぶりはとても説明できるものではありません。
NIH(アメリカ国立保険研究所)やWHO(世界保健機関=国連)、有力な医療関係者たちは『肥満』は病気だと見ているようです。
糖尿病が血液中のブドウ糖をうまく処理できない病気であるのと同じに、肥満は食べることがコントロールできない病気なのだそうです。
もちろん、反対意見もあります。太ってたって運動量が十分な人は、座りっきりの標準体重の人よりヘルシーだという医学者もいます。もし、肥満が病気なら、運動しないことも病気だし、断食だって病気なのだそうです。
『病気』というのは何ひとついいことを与えないものです。しかし、太目の高齢者は骨量が多くて骨粗しょう症になりにくいし、ある種のガンだって太っていたほうがなりにくいものもあるのだそうです。
あるデータによると、アメリカ人は『肥満』対策に4兆円も遣っているのだそうです。しかし『肥満』は増える一方です。苦戦どころか完敗の様相です。
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