WHOの研究は性別や年齢構成も対象になっています。女性の方が長寿なので、1995年の世界の糖尿病者は女性が73百万人、男性が63百万人でした。これは先進国で女性の糖尿病者が多いことに起因していて、発展途上国では驚くことに男女同数(42百万人)という結果でした。
2025年の予測値は女性1億59百万人、男性1億41百万人となっていて、男女の格差は少し縮まります。発展途上国では都市生活者の罹病率が高まるとみられています。
現在の傾向が続くとすれば先進国の糖尿病者の多くは65歳以上の年齢層になりますが、発展途上国では働き盛りの45歳から64歳までの人達が糖尿病になるので、新たな経済問題が心配されています。
糖尿病はお金のかかる病気です。先進国では国家の医療費の8%前後は糖尿病に費やされているだろうというのがWHOの見解です。
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