本屋で一冊の本を手に取ってください。
どのページでもいいから開いてみてください。
すると、一気に周りのことを忘れて引き込まれてしまいます。
集まれ皆の心、集まれ皆の思い…
その本の名は;
集まれ『糖尿病ライフ』、100人の悲喜こもごも。
(社)日本糖尿病協会 編集(医歯薬出版、定価1,800+税、ISBN4-263-2337-9)
月刊『糖尿病ライフ さかえ』に連載された記事が単行本になりました。
皆さんがごく自然体にサラリとご自身の『糖尿病』を語ってくれます。
そのあっけなさが、逆に糖尿病の合併症の手に負えない凄さを浮き立たせています。
皆さんが本音を話しています。いやいや、そんな表現では足りません。
100人の心の響きが伝わってくるのです。
言い知れぬ不安に怯えている『糖尿病ビギナー』の皆さん、この本はあなたがたへのプレゼントです。大丈夫ですよ!ちゃんとした人生が送れますから。
少し慢心気味の諸君!2型糖尿病は自然発達するのです。足をすべらす前に、気持をひきしめてください。
合併症に苦しんでいる皆さん、コントロールがつかない皆さん、私達もそうなのです。お気を強くお持ちください。
この本には私の知人、友人の多くの方々が登場します。皆さんはもう涙を見せないけど、その跡が言葉の中ににじんでいます。
ご自身も1型がある南医師(美人医)への「まさえ姉ちゃん、がんばってー」という子供達の声は、何度読んでも心にグサリときます。