糖尿病は4つのタイプに分類されます
一言で糖尿病といっても、4つのタイプに分けられます。ほとんどの糖尿病患者が1型か2型です。国や民族、地域によって違いがありますが、日本の糖尿病者の95%は2型と推定されていて、1型は1~2%にすぎません。
1型糖尿病の場合、すい臓がインスリンをほとんど、あるいはまったく作りません。
2型糖尿病の場合は進行状況にもよりますが、ある程度のインスリンを作っています。しかし量が不十分であるか、体の細胞にインスリンが十分に作用しない状態のため、血糖値を下げるインスリンの効果が出なくなってしまうのです。
糖尿病の原因は?
意外かもしれませんが、糖尿病=いわゆる「贅沢病」ではないのです。自然のものしか食べていないはずの、魚や鳥、犬にも発症します。かなりのことが分かってきましたが、正確な原因はまだ不明な病気です。一番大きな要因は、遺伝と環境です。複数の要因が複合的に関与しているのは確かで、たとえば一卵性双生児の場合でも、一方が1型糖尿病でも、もう一方が1型になる確率は50%という研究結果があります。一卵性でも同じように発症しないということは、何らかの環境因子が双生児の一方に糖尿病を発症させたことを示しています。
ちなみに、一卵性双生児の一方が「2型糖尿病」になった場合、もう一方も2型になる確率は33-90%といわれています。2型の場合はほぼ100%という研究結果もあるようですから、2型がいかに遺伝的要因が強いか分ると思います。糖尿病の遺伝はまだ論議がとても多い分野です。[以上の数値はHandbook of Diabetes, Blackwell Publishing]
1型・2型の原因の詳細については、次回記事でご紹介しますので、そちらも読んでみてくださいね。
関連リンク
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