今回の研究はパリにある『サン=ルイ病院』のDr.ジャン=フランソワ ゴーティエらによるもので、1型糖尿病の親をもつ子供(若い成人)の耐糖能を調べた結果から得られました。
1型の母親をもつ15人の若者(成人で糖尿病がない)の中で、5人に耐糖能障害がありましたが、1型の父親をもつ若者(成人で糖尿病がない)では耐糖能障害のある人は一人もいませんでした。耐糖能障害は前糖尿病状態です。両グループとも、同じような体脂肪率であったと報告されています。
母親に1型があっても、妊娠中の血糖コントロールがよかった場合は、子供の2型糖尿病のリスクは低いことも分かりました。
しかし、両親のどちらかに1型があると、子供の1型は一般の人よりも高リスクになることを指摘する専門医もいます。こういう人達は2型よりも1型に注意をすべきでは、ということです。
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