アルコール依存チェック・診断ガイドライン
では、自分がアルコール依存症でないかどうかを知るにはどうしたらいいでしょう。WHOによる診断ガイドラインがありますので、チェックしてみましょう。
アルコール依存症の診断ガイドライン 過去1年間のある期間において、次の項目のうち3つ以上の経験があったら、アルコール依存症の疑いがあります。 1 「飲酒したい」という強い欲望、または切迫感がある 2 飲み始めや飲み終わり、または飲酒量をコントロールすることが困難 3 飲酒を中止したり、減らしたりすると離脱症状(禁断症状)※があらわれる 4 アルコールの効果を感じるために、以前より飲酒量を増やさなければならなくなった 5 飲酒のために他の楽しみや興味に目を向けなくなり、飲んでいる時間や酔っている時間が長くなった 6 明らかに心身や生活などに支障が出ているのを知りながら、飲まずにはいられない (WHOの国際疾病分類ICD10による)
※離脱症状(禁断症状)の例 手のふるえやけいれん、嘔吐、下痢、発汗、不眠、動悸、不安感、イライラ、あせり、幻覚など |
酒の力を借りるタイプは
アルコール依存症になりやすい
酒の力を借りて・・・というタイプの人はご用心を! |
いちばん危険なのは、「明るくなりたいために酒を飲む」「酒がないと本音で話せない」というような、酒の力を借りるタイプの人。このタイプの人は、ストレスを感じるたびに酒量が増え、自分でも気づかないうちにアルコール依存症への道を進んでしまうことがありますので、十分注意する必要があります。