<CONTENTS>
- 『水虫』ってどんな病気?…なんとカビの一種!
- 足にしかうつらないもの?…体中どこにでもうつります!
- 足の水虫にはどんな種類があるの?…し間型、小水疱型、角化型、爪白癬
- うつらないためにはどうしたらいいの?…とにかく洗う、乾かすが基本
- うつってしまったらどうしたらいいの?…お薬で治す!
- 水虫ウソ・ホント…足がむれると水虫になりやすいってホント?
『水虫』ってどんな病気?
なんとカビの一種!
水虫はカビの一種! |
『なんとなく、足がじゅくじゅくして、ぽつぽつ水泡ができて、夏になるとかきむしるほど痒くて・・・・だいたい中年の男性の病気よね~』なんていうイメージが定着しているのではないでしょうか。
そもそも『水虫』という言葉の由来からして、昔、水田で働いている人の足に水泡ができて痒くなることが多く、『これは水の中に虫がいるからだ』とその当時の人が考えて『水虫』と呼ばれるようになったからだといわれています。
そうすると、上のイメージもあながちウソではないといえそうですが、今では『水虫』とは水の中の虫のせいで起こるのではなく、『白癬菌』というカビの一種が原因でおこる事がわかっています。
ちなみに検査の方法は簡単。怪しげな皮膚病変のあるところの皮膚をちょこっとピンセットでとり、顕微鏡で見るだけ。カビ(白癬菌)がいれば水虫決定です・・・。
足にしかうつらないもの?
体中どこにでもうつります!
恐ろしいことに白癬菌は『カビ』の一種で皮膚や爪の角質にある『ケラチン』というたんぱく質をエサに増殖します。・・・ということは、体中どこにでも、皮膚があるところならうつってしまう可能性があるということです。実はよくうつりやすいところには名前がついています。お聞きになったことがあるかもしれませんが、頭なら『シラクモ』、体なら『タムシ』、特に股間なら『インキンタムシ』、手にうつれば『手水虫』・・・・。だんだんこわくなってきましたね。
足の水虫にはどんな種類があるの?
し間型、小水疱型、角化型、爪白癬
それでは代表的な足の水虫にはどんな種類があるのでしょうか?『これぞ水虫!』イメージに近いのが、足の指の間がなんとなく白っぽくふやけたり、ただれたりする『し間型』、また、足の裏などにポツポツした水ぶくれができ、掻くと透明な液が出てくる『小水疱型』でしょうか。梅雨ごろから増え、掻くとますます痒くなる事が多いようです。
でも、実はかゆくない水虫もあるのです!
かかとがカチカチになってひび割れる『角化型』、爪に入り込んで爪を白~黄色、はたまた黒色に変化させたり、爪きりで切れないほど厚く変形させてしまう『爪白癬』はあまり痒くないのが特徴。
・・・ここで、『痒くないならいいんじゃない?』と思ってしまった方、それはちょっとお待ちを。痒くなくても、そこには目に見えない白癬菌が住み着いていて、常に回りにばら撒いているのです。そう思うとちょっと気持ち悪いですよね。
次のページでは、『どうしたらうつらないですむの?また、なってしまったら治すにはどうしたらいいの?』にせまります!>