夏の紫外線(UV)は、肌の大敵!UVケアをしても、ついダメージを受けてしまった肌を取り戻す肌ケアをご紹介します。お肌のきれいなお姉さんになるためにも一読の価値あり!
肌は、様々な外からの刺激から体をバリアのように守ってくれます。そのため、傷ついてしまいます。そのバリアの働きを保ち、強化するにはまずは、肌のしくみを知っておきましょう。
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皮膚は、このように3つの部分に分かれます |
肌は、表皮、真皮、皮下組織に分かれます。肌のケアでまず重要なのは表皮です。
その1 セラミドのような天然保湿って
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レンガの間をつなぐセラミド |
表皮をおおっているのが角質です。角質は、よくレンガ造りに例えられます。レンガのような角質細胞とセメントのようなセラミドです。セラミドは、角質に含まれる脂質で、具体的には、スフィンゴ脂質・コレステロールエステル・コレステロール・脂肪酸から構成されています。つまり、セラミドにはコレステロールも必要なのです。アトピーやドライスキン(乾燥肌)には、セラミドが不足しています。肌のカサカサにセラミドを補って、肌のみずみずしさを取り戻しましょう。
その2 コラーゲンを作るためにビタミンCを
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果物はビタミンCが豊富 |
真皮を支えているのがコラーゲンです。肌の張りに関係しています。肌を家に例えると、真皮は土台のようなものです。土台がしっかりしないと家が傾くように、コラーゲンが不足すると、肌のしわの原因になります。コラーゲンはタン白質ですから、バランスのよい食事が重要です。コラーゲンが体で作られるのに必要なのが、ビタミンC。肌にいいビタミンCを取ることも必要です。ビタミンCは野菜や果物に豊富です。ビタミンCは、他にもUVで傷ついた肌から出る活性酸素を抑えてくれます。
その3 肌にいいビタミンを取る
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バランスのよい食事が重要! |
ビタミン不足は肌あれの原因です。肌に栄養を取ってもらうためにも食事に気をつけましょう。特に、お肌には、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEは重要です。ビタミンB2は、うなぎ、レバー、牛乳、卵、野菜、しいたけなどによく含まれています。ビタミンB6は、さかな、肉、レバー、牛乳、卵、米、豆などたいていのものに含まれています。ビタミンEも活性酸素を抑えますので、お肌に悪い活性酸素を抑えるビタミンをぜひ補充しましょう。ビタミンを含むバランスの取れた食事をおすすめします。
その4 肌を清潔に保つ!
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シャワーで汗を洗い流そう! |
毎日の入浴とシャワーで、汗や肌の汚れを落としましょう。肌の汚れは、細菌のいい餌になってしまいます。汗にも細菌が好む養分が含まれています。
石鹸・シャンプーをしっかりと使いましょう。汗や汚れを落とすのに必要です。でも、使いすぎに注意し、しっかりとすすいで、石鹸やシャンプーが肌に残らないように。
その5 入浴やシャワー後の保湿は効果的!
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保湿で肌はすべすべに |
セラミドのような天然保湿に加えて、様々な保湿の塗り薬があります。大きく分けると、肌の水分がなくなるのを防ぐ薬と肌の水分を保つ薬です。
肌の水分がなくなるのを防ぐ薬は、肌の上に鎧のようにコーティングをして、水分の蒸発を防ぐ効果があります。脂質成分がほとんど。ワセリンやオリーブ油・椿油・ひまわり油などの植物油は、肌に脂質を補給することで肌の乾燥をブロックします。
肌の水分を保つ薬は肌から水分を離さないよう、水分保持を助ける効果があります。尿素含有の軟膏・クリームがその効果があります。
保湿剤は、お肌に水分がある、入浴・シャワー後が効果的。
自分にあった保湿外用薬・化粧水などを使って、いつまでも肌の水分を保持しましょう。
日頃のケアが重要ですから、普段からお肌のチェックを欠かさずにしましょう。
<参考リンク先>
スキンケアについて
スキンケア(All About アトピー)日焼けについて
アトピーでも海や川に行けるの?(All About アトピー)保湿剤について
保湿剤(All About アトピー)