肩こり/肩こりの原因・しくみ・肩こりに潜む病気

悪い姿勢が寿命を縮める?

パソコンを使ったり、車を運転する時間が長いと姿勢が悪くなり、猫背が自分でも気になる、という人が多いようです。この悪い姿勢が、数十年先に寿命を縮める原因になるかも!?

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

寝たきりにならないために
数十年先も健康は、今の過ごし方が影響します。
仕事もしっかりこなし、適度に運動もして、趣味も充実。ちょっとしたストレスや体の疲労を感じることもあるけど、元気に毎日を楽しめている!というあなた。今回はまだ先のことかもしれませんが、寿命について少し怖いお話をしましょう。

今、あなたは自分の姿勢に自信がありますか? 猫背になってはいませんか? 年月をかけて、じわじわと忍び寄る背骨の変化が、数十年先の寿命を縮めることになるかもしれません。


<CONTENTS>
  • 骨折が寿命を縮める!?-p.1
  • 姿勢の悪さが骨折につながる?-p.1
  • 転倒しにくい体づくりを!-p.2
  • 更年期・女性ホルモン対策-p.2
  • 日常のスポーツ習慣-p.2


    骨折が寿命を縮める!?

    足が思うように上がらず…
    腰に負担がかかると、足の筋肉にも悪影響が!
    特に病気も無く、心身ともに調子は良好!という人でも、数十年先に意外なことがきっかけとなり、寿命を縮める可能性があります。それは、不慮の事故など、どうにもならないことではなく、ある程度の予防が可能なものなので、心がけが早いほど未然に防ぐこともできます。寿命を縮める意外なこととは何でしょう?

    それは、骨折です。「骨折が寿命を縮める!?」とほとんどの人が疑問に思うかもしれません。ここで取り上げる骨折は、誰もが数十年後、高齢者になった時に多発するものです。高齢者はちょっとつまづいただけでも、背骨や足の付け根の骨を折ることが多く、寝たきりの状態が長く続くと、半年~1年以内の死亡率が高くなると言われています。寝たきりで動きがとれなくなると、精神的なストレスもかかり、体の抵抗力も低下し、内臓の疾患などの心配が出てくるのです。


    姿勢の悪さが骨折につながる?

    そこで重要なのは、この背骨や足の付け根の骨折は、20~30歳からの生活態度が影響するかもしれないということです。肩こりや腰痛を訴えるケースは、この働き盛りの年齢に多く、猫背などの不良姿勢が目立ちます。不良姿勢では、体を支える筋肉バランスが崩れ、上半身を支える腰への負荷も大きくなります。

    すると、腰がだるくなったり、痛くなったりと症状が出るのですが、この時、下半身の筋力の衰えが進みやすい状態になってしまします。これは自覚しづらい点も問題です。気付かぬ間に足の筋肉の働きが悪くなり、段差も障害物も無い所でつまづいて転んだり、モノを跨ごうとしても足が思ったよりも上がらずつまづいたり。もしこうしたことが、高齢になってから起きてしまったら大変です。それまでの食生活や運動の影響で、骨がモロくなっていれば、寝たきりを強いられるような骨折をする恐れがあるからです。

    >>次のページでは、数十年後も力強い体に!寿命を縮めない秘訣をご紹介しましょう!>>>
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