自宅でのどのように過ごしたでしょうか? |
「ほとんど家で過ごした。外出は近所へ買い物に行った程度」という人
■Aタイプ家で過ごしている間は、仕事から離れたことで、体がリラックスできたということになります。GW後、職場での緊張感や過密スケジュールなどからのストレスで、再び肩周りの筋肉が緊張してしまうことがあります。また、デスクワークなど、同じ姿勢が続きがちな仕事は、腰や首へ負担をかけ疲労しやすくなる可能性もあります。GW中に休めた体に再度疲労が蓄積されていくかもしれません。
■Bタイプ
家ではどのような姿勢ですごしていましたか? テレビ、読書、庭の手入れ、趣味など、特定の動作や姿勢を続けることが、症状悪化のきっかけとなることがあります。多少、姿勢的な負担が生じても、ゆっくり入浴したり軽く体操するなどして、疲労を和らげる努力で、症状悪化を防ぐことができる場合もあります。とくに、目や手を酷使すると肩こりは悪化しやすいです。腕の筋肉を押し、張って痛みを感じる時は要注意です!
「旅行へ行った」という人
■Aタイプ旅行は楽しめましたか? 「疲れただけだ……」という人もいるかもしれません。楽しめたかどうかがとても大切です。ハードスケジュールだったり、気を遣うメンバーでの旅行は、精神的なストレス状態を招き、自律神経を乱すことがあり、身体症状へとつながる恐れがあります。その状態で、仕事が始まるとさらにストレスがかかり、自律神経の乱れから肩こりや頭痛をおこすことも!
また、乗り物での移動時間が長い場合、背骨を支える筋肉の血流が滞ってしまうことがあります。連休後のデスクワークでは、背中や腰の筋緊張が解消されないまま、引き続き筋肉の緊張を強いられ、仕事をしたことで悪化したように感じるかもしれません。
■Bタイプ
本来あった症状の原因部分へ、さらに負担がかかったと思われます。車やバスの座る姿勢によっては、腰の椎間板への負荷が強まってしまう人もいます。椎間板ヘルニアの症状が出始めたというケースもあります。特に窮屈に感じる座席で同じ姿勢が続けば、筋肉の疲労が蓄積されることも。ふくらはぎの筋肉もこってしまい、血液が心臓へ戻りにくくなることで、足のだるさにもつながります。連休後、座ることが多い仕事では、足の付け根が圧迫され、さらに下肢の不快感が強まるかもしれません。
「スポーツをした日があった」という人
■Aタイプ運動後に軽く体を動かしたり、クールダウンがきちんとできなかった場合、筋肉のコリ感や張りを感じるようになることがあります。日頃から筋肉の緊張がつよかった部分をスポーツで酷使した場合にも、不具合を招きやすいです。運動量や負荷が大きすぎたかもしれません。特にいつもは運動不足気味で、今回、久しぶりのスポーツだった、という人は要注意です。筋肉痛は休息をとると徐々に改善されますが、症状が数日間残っている場合は、組織を痛めていたり状態をこじらせてしまっている可能性があります。
久しぶりのスポーツで、腰を痛める人も多いようです。 |
■Bタイプ
今までの症状が、スポーツをしたことで悪化した場合は、問題の部分により負担がかかり、関節周辺の組織を痛めてしまった可能性があります。腰や肩の関節の痛みは、炎症をおこしている場合もあります。痛みで体が動かせないと、筋肉の働きが損なわれ、筋肉のコリが増すことも。早めに受診しましょう。
休日出勤があった。自宅で仕事の続きをした
■Aタイプ出勤する日があるものの、連休という安心感、自宅で気を遣わずにマイペースで仕事ができる場合は、今までの腰、肩の張りも楽に感じます。自宅での仕事は、休憩もとりやすいですよね。仕事が始まると、そのギャップに体が反応してしまうかもしれません。リラックス状態から、職場での緊張状態への切替が上手に出来ない場合、体の力が抜けない感覚、肩こり、頭痛を感じやすくなります。
■Bタイプ
「連休なのに仕事をしなくてはいけない!」というストレスが、肩こり、腰痛を悪化させることがあります。ストレス状態のまま、連休が終わり仕事が始まると、肩こり、腰痛の他に倦怠感や食欲不振、頭痛、眠りが浅い、イライラなど、様々な症状を感じるかもしれません。週末は気持ちが安らげるように、好きなことに没頭したり、ゆっくり休むなど休養をとりましょう。
次ページでは、オススメのリラックス体操をご紹介します。