心の問題が肩こり・腰痛に影響する!?
姿勢の悪さだけが肩こり・腰痛の要因ではない場合があります
慢性的な肩こりや腰痛で悩める時、悪い姿勢のみならず心因性の問題である可能性も考慮しなくてはなりません。近年とても多い心因性の肩こり、腰痛について考えてみましょう。
「うつ」や「ストレス」が多い世の中
インターネットや雑誌などを見ても「うつ」や「ストレス」という文字が高い頻度で目につくと思います。日常生活の中で「ストレス」という言葉はとても身近なものになりました。そして体調や気分の悪さを表現するにも「ストレスがたまってさぁ~。」などと「ストレス」の文字が登場します。肩こりや腰痛が慢性化して、あらゆる解消法を試してもなかなか改善されない場合があります。その時、ストレスによる心因性である可能性も考えなくてはなりません。心因性というと、「ストレスごときに負けたみたいで嫌だ!」と自分を情けなく感じてしまう人や「私にはストレスは無いですから!」と強く言い切る人もいます。
「私にはストレスが無い!」と思っていても……
そうは言っても、瞬間的にその場の不快感を感じ取り反応する脳のシステムが働き、筋肉に力が入って抜けなくなるような、後の「肩こり」「腰痛」へと導く状態が作られてしまいます。自分ではたいしたことは無いと思っていたことで、体を緊張させ肩こりを誘発させるケースも多々ありますが、自分ではストレスは無いとしているため、ストレス解消や早目の肩こり予防にも対処が遅れてしまうわけです。
多くの人は仕事関係の悩みを抱えている
意外なことがストレスとなり症状に結びつくことも!
仕事を快適な環境で行うには、社内の雰囲気や人間関係が重要ですが、仕事の質や量についてもストレスの要因となりうる様です悩みのランキングは残念ながら以下の通りです。
1位 職場の人間関係の問題(41.3%)
2位 仕事の質の問題(33.1%)
3位 仕事の量の問題(30.3%)
職場での悩み、どうしたらいい?
職場での対人関係の悩みを解消したい! そう思っても、相手を変えるのは難しいもの。問題自体を解決するのは難しいケースもあるのが現実です。仕事量や内容に関する問題も、自分ではどうすることもできないことが多いですよね。そのような状況で、神経系の緊張を引き起こし、肩こりや腰痛を慢性化させないためには、「相手(状況)が変わらないなら私が変わる!」くらいの意気込みで、考え方を変えることも方法のひとつです。そんなの納得がいかない!…と思うかもしれませんが、できる範囲での最善策を、前向きに考えてみましょう。
建設的な考え方ができる人は、回復力が早いと言われており、職場以外でも自分の話を聞いて応援してくれるような知人を作ることも、神経系の安定に繋がります。悲観的になる回数が増えると体が緊張するシステムが狂ってしまうかもしれませんので、肩こり、腰痛や体調のためにも、無理することなく発想の転換が出来るように、少しずつでも視点を変えてみてはいかがでしょうか?