枕は身体に影響を与える睡眠アイテム

北村さん開発の「ジムナスト」は、区画された部分にはそれぞれ適した素材の詰め物が入っており高さの調整も可能です

北村さん開発の「ジムナスト」は、区画された部分にはそれぞれ適した素材の詰め物が入っており高さの調整も可能です

肩こりの人にとって、「枕」は気になるアイテムだと思います。大正12年創業の株式会社キタムラで、体にやさしい枕づくりに携わっている北村圭介さんにお話を伺うことが出来ました。

名古屋の「株式会社キタムラ」4代目である北村さんは、枕に対しての思いは情熱的で、その思いを大切に、枕を作り続けています。首に負担の少ない枕の開発にあたり、岡山県立大学との研究を重ね、心地の良い枕が完成されたとのことです。肩こりをはじめ、身体に影響を与えると言われている枕ですが、北村さんは、枕についてどのようにお考えなのでしょうか?

首に負担がかかるのは、どんな枕?

自分に合った枕で睡眠をとることができると寝覚めがスッキリします

自分に合った枕で睡眠をとることができると寝覚めがスッキリします

枕には様々な種類のものがありますが、何かしらの症状が出る時に共通して言えることは、「枕がフィットしていない」という点にあるようです。ホテルや旅館に泊まった際、いつもと違うタイプの枕に寝ると思います。この時の枕の使用感を思い出してみましょう。

ふんわりした感覚で、頭が包み込まれていく「フェザー枕」。柔らかくて、とても気持ちが良いのですが、北村さんにはひとつ気になる部分があるそうです。それは、頭をフェザー枕に乗せるとスーっと落ちてゆき、一定のところで止まりますが、きちんと首を支える部分が無い、ということです。

不特定多数の人が利用する宿泊施設では、耐久性を維持するために、枕の中身を調整するケースもあるようです。しかしその結果、高さの高い枕が多く使用されているとのこと。外泊先で首が痛くなった経験を持つ方は、枕の高さが首に負担のかかる状態だった可能性があるのです。

柔らかい枕はなぜ悪い?

枕に大切なのは、首を支える部分があるということ。ヒトは睡眠中であっても、頭部を守るという機能は働き続けます。もし柔らかい枕で眠れば、頭部を安定させようと、首や肩周辺の筋肉が力を入れた収縮状態になります。もちろん、筋力は長く続かず、やがて寝返りを頻繁に打つようになります。結果的には常に眠りが浅くなり、疲労もとれにくく、肩こりも感じるようになるのです。

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