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インタビュー内容
病院外観(ヘリポートもあります) |
高校時代に特に理由はありませんが学校に行かない不登校の時期があり、その時の経験から人の心に対して興味を持つようになりました。また、父親が産婦人科医ということで自分が専攻する診療科は精神科もしくは産婦人科と決めておりました。
学生時代の臨床実習の経験から、精神科は少し荷が重いかなと感じ、それで最終的に産婦人科を選んだ訳ですが、しばらくは臨床だけでなく、東京医科歯科大学で研究職を続けておりました。また大学院の時は東大農学部でも研究も行い、その時のテーマは着床でした。海外に留学している間は胎盤の研究もしておりました。
そんな様々な生殖関連の研究をしていたのですが、人間の生殖の効率は悪く1回の周期に対して70%妊娠しないということに興味を持ちました。特に着床の過程は未だブラックボックスでまだまだ改善とリサーチの余地があると感じたのです。そこから一気にのめりこんだというところでしょうか。
研究から一歩外に出ると不妊治療というのは患者さまの希望をかなえ、次の世代を生み出す喜びの医学であるということ、そして医者としても患者さまを救える部分が大きいというところが魅力ですね。
部長の己斐(こい)先生です。優しいイメージが印象的です。 |
患者さまのためになる医療を、学問的根拠に基づいてしっかりやりたい、うまく妊娠しないカップルがあっても納得できる医療をしたいということです。実はこの病院に来る前に自分で開業を考えていました。しかし、自分が理想とする治療を行なうためには設備もスタッフも一から揃えるにはなかなか難しいと感じていました。
亀田病院からのオファーを頂いた時に理想の医療が出来るかどうかを自分なりにチェックして経営陣としっかりと話をして合意の元でここにやってきました。
そして多くの優秀な不妊専門クリニックを視察しました。そして自分の考えだけだなく、患者さまの考えとしてファイン代表の松本さんの講演なども参考にさせて頂き、センター作りを行なってきました。細かい説明は後ほど施設を視察する時にお伝えしましょう。
それから夫婦でかかれる様に、また働きながらでも治療が受けられるように、土曜の午前午後・日曜日午前の診療も行なっております。そして幕張にある亀田総合病院附属幕張クリニックの外来を持つことにより、より広い地域の患者さまも治療を受けられるように利便性も追及しております。