不妊症/妊活・妊娠したい人のための生活のコツ

妊娠するための体臭コントロール

暑くなってくると体臭が強くなります。体臭が強いと嫌がられて妊娠の妨げになることもあります。そのコントロール方法をお伝え致します。

執筆者:池上 文尋

これから夏に向かって暑い日々が続きます。そして汗をかきやすくなり、そして食べるものも香辛料の多いものや匂いの強いものを食べる事が増えてきます。それに伴い、体臭や口臭が強くなることがよくあります。

これは場合によって相手に不快感を与えます。場合によっては無意識下で避ける場合もあります。近くに居たくないということはどうしても妊娠を妨げる要素となる可能性があります。

そこで今回は体臭のコントロールを意識してお互いに心地の良い匂い空間を作り出す工夫をお送り致します。

体臭とその予防

体臭の元になるのは汗です。汗には二種類あり、エクリン腺から出る汗とアポクリン腺から出る汗があります。エクリン腺は体表面や足の裏、手のひらにある汗腺です。さらっとした汗が特徴です。そしてアポクリン腺は脇の下や生殖器近くに多くあり、栄養分が豊富なので汗をかくと細菌が繁殖・分解して独特のにおいを出します。それが「わきが」です。

この「わきが」は一部このにおいが好きだというフェチの方もいるようですが、ほとんどの方にはあまりににおうと嫌がられる原因となります。特に夏は暑くてにおいますので、制汗剤やデオドラントを活用してにおいを抑える必要性があります。また、あまりにも匂いが強い人はアポクリン腺を取り除く手術という選択もありますが、ほとんどの方はこまめな入浴と制汗剤で十分だと考えられます。

また体臭のコントロールに香水を活用される事もあるかと思いますが、日本人の場合、香水を嫌がる人も多いので相手の反応を確認してから使うといいのではないでしょうか?(ちなみに私は苦手で香水に頭痛を起してしまうタイプです。)

またエクリン腺も足の裏に多くあるので、靴を長時間履き続ける男性はにおいます。これは女性に最も嫌われるにおいです。最近では冬でもブーツを履き続ける女性の足のにおいが嫌だという男性も増えています。

足の臭いを防ぐ方法は下記の通りです。
  1. 夏の靴は複数準備して毎日同じ靴を履き続けない
  2. 会社ではスリッパを準備して蒸れないようにする
  3. 替えの靴下は準備しておく
  4. 足用のデオドラントを活用する
  5. 靴の内部を乾燥させる機械の活用
もう1つ注意するのは頭髪です。頭髪部分は本人が気づかないことが多いのですが臭いことがよくある部分です。それは汗をかきやすいからです。頭髪の匂いは洗髪しか方法がありません。毎日の定期的な洗髪が大事だということです。

>>次のページでは臭いのもとになる原因を探ります>>
PCO
腋の下のにおいは気になるものです。
PCO
タバコのニオイは嫌がられることが多いですよね。
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